冷蔵庫に調味料が入らない……ということはありませんか?
家にある調味料は、いつの間にか増えていきますよね。時短になりそうだし、便利かなと思う調味料があるとつい買ってしまいます。
その結果、調味料が冷蔵庫に入らない!!ということが起きがちです。調味料が増えてくると、冷蔵庫からものを出し入れするだけで一苦労なんていうことも。
冷蔵庫に入らない調味料をどうしたらよいか、悩みますよね。
調味料をきれいに収納するためにはどうしたらよいか、そもそも調味料は冷蔵庫で保存する必要はあるのかをチェックしてみましょう。
製造メーカーのホームページや、調味料のラベルで保存方法をチェックしてみると、冷蔵庫に保存しなくてもよい調味料もありましたよ!
冷蔵庫を整理して、毎日のお料理を快適に作れるようにしましょう♪
調味料が冷蔵庫に入らない!意外と悩んでいる人が多い!
冷蔵庫に調味料が入らない!!ということ、ありますよね。
家にいろいろな種類の調味料があると、とても便利です。調味料を変えるだけで、ちょっと違ったメニューになります。調味料は、忙しい毎日には欠かせない存在です。
めんつゆに焼き肉のタレ、各種ドレッシング……気づけば冷蔵庫が調味料でいっぱいで入らないということにもなります。
そうなっては、ほかの食材が冷蔵庫に入らないこともでてきて、大変ですよね。無理やり詰め込むと、奥の方のものを取り出すのに一苦労です。
それだけで料理することがどんどん億劫になっていきます。
ネット上のある掲示板でも、調味料を冷蔵庫に保存しただけで、冷蔵庫のドアポケットが占領されてしまうと悩んでいる人がいました。
みなさん、調味料が冷蔵庫に入らない、どう収納すればよいか悩んでいるようです。また、調味料の保存方法でも悩んでいるようです。
掲示板のみなさんの感覚では、マヨネーズ・ケチャップ・ソース・ドレッシング・各種のタレは冷蔵庫で、しょうゆ・みりん・料理酒・酢は常温保存するという人が多い印象です。
この中でしょうゆとみりんはやや意見が分かれ、冷蔵庫で保存するという人と常温で保存するという人がいました。
調味料の保存方法は感覚的に決めているという人が多く、実家でこう保存していたから習慣的に自分もそうしている、という人が多かったです。
冷蔵庫のなかの調味料を整理するためには、どうしたらよいか気になりますよね。
結論からいうと、方法は大きく2つあります。調味料の収納を工夫して冷蔵庫内を整理する方法と、常温保存できる調味料は常温で保存することです。
次から具体的にみていきましょう。
調味料を冷蔵庫へうまく収納する方法は?
冷蔵庫に入らない調味料たち……でも冷蔵庫に保存したい。これは何とか工夫して冷蔵庫に収納するしかありません!
きれいで、すっきりした冷蔵庫にするため、整理整頓の下手な私でも収納できそうな方法を、探してみました。
冷蔵庫への収納アイディアをご紹介します。
チューブ系調味料
生姜やにんにくなどを、使いたい時に使いたい量を使えるチューブ系の調味料はとても便利ですよね。私も冷蔵庫に常備しています。
浅めのドアポケットに入れると横向きに倒れてしまい、見失いやすいです。収納を工夫したい調味料の1つといえます。
簡単にできそうな収納としては、ぶら下げて収納する系と立てて収納する系がありますよ。
- クリップではさんでぶら下げて収納する。専用のものがなくても、S字フックとダブルクリップ(ターンクリップ)で代用可能です
- 100均で売っている、チューブ系調味料たてを利用して収納する
- 100均のペン立てなどに立てて収納する。ペン立てを、使っていないマグカップなどで代用してもOK
- 冷蔵庫のドアポケットに取り付けられる、仕切りをつけてそこに立てて収納する
大きな液体の調味料
大きめの液体の調味料も、収納にこまるものの1つです。
ドアポケットに収納すると、飲み物のペットボトルや牛乳を入れたい場所も占拠されてしまいます。
1リットルのみりんや、めんつゆは、よく使うので取り出しやすい場所に入れたいですよね。
詰め替え用のボトルに詰め替えて、ボトルの形を統一して冷蔵庫に保存するといいですよ。
詰め替え用ボトルは、ドアポケットに収納しやすいように四角い形のものを選ぶと、収納しやすくなります。
冷蔵庫の中がすっきりすると、調味料が取り出しやすくなってお料理がはかどりますね♪
調味料は冷蔵庫に入れなきゃダメ?常温保存ってどういうこと?
掲示板でもみなさんが疑問に思っていたように、そもそも調味料のすべてを冷蔵庫に入れる必要はあるのでしょうか?
冷蔵庫で保存する必要のない調味料まで冷蔵庫に入れているせいで、冷蔵庫が満タンになっているのかもしれません。冷蔵庫のキャパシティにも限界があります。
我が家では「迷ったら冷蔵庫で!」と、ついつい冷蔵庫に入れてしまいます。
冷蔵庫で保存しておけば安心という、冷蔵庫への絶大なる信頼のもと……。
正直、1つ1つのラベルを確認するのも手間です。これではいつまでも冷蔵庫の中が片付くはずありませんよね(反省)。
保存方法についてチェックするべく、家にある調味料のラベルのいくつかを見てみました。
しょうゆのラベルの正面に「開栓後常温保存」と表示されています。このしょうゆは、開栓後も冷蔵庫で保存しなくてよいみたいです!
ちなみにボトルが二重構造になっているタイプのしょうゆです。
次に料理酒として使っている日本酒(紙パック)を見てみました。日本酒は冷暗所に保存してください、となっていました。
ところで、常温保存の「常温」とは何℃くらいのことなのでしょうか。また、「冷暗所」とはどういうところなのでしょうか。気になりますよね。
常温保存の常温とは何℃くらいのこと?冷暗所はどういう場所?
常温、冷暗所とは具体的にどのような場所なのでしょうか。
常温は冷蔵庫に入れなくてもいい、という意味だとなんとなく思っていました。それであっているのでしょうか?
じつは、食品についての「常温」の厳密な定義はないようです。ある食品メーカーでは、JIS規格(日本工業規格)を参考にして常温を28℃と決めているようです。
常温=28℃ということではありません。常温保存が可能な食品であれば、夏場の30℃を超えるような室温でも保存可能な場合があります。
ただし、直射日光が当たったり、あまりにも温度が高すぎたりするのは、調味料の品質が劣化してしまうので、避けたほうがよいです。
ちなみにJIS規格での常温は、5~35℃と定められています。
「冷暗所」はどんな場所なのでしょうか。冷暗所にも厳密な定義はありません。
温度が低く一定で、直射日光の当たらない、湿度の低い場所というイメージです。家の中のできるだけ涼しい場所に保存するといいでしょう。
キッチン周辺の冷暗所として、シンクの下の収納を思い浮かべる人もいるかもしれません。シンクの下の収納は、意外に温度と湿度が高くなる場所です。
冷暗所での保存が必要なものを、シンクの下で保存するのは避けましょう。
現在の気密性の高い家だと、案外、冷暗所にあたる場所がありません。その場合は、冷蔵庫や野菜室に保存したほうがよいでしょう。
調味料には冷蔵庫以外で保存OKなものも!1つ1つ紹介します!
調味料の中には、常温で保存してよいものもあります!一般的な調味料の保存方法を、製造メーカーのホームページなどでチェックしてみました。
製造しているメーカーによっては、保存方法が異なることもあります。詳しくは使っている調味料のラベルか、ホームページで確認してみてくださいね。
塩
塩は常温保存でOKです。OKというよりも、常温保存がおすすめです。
冷蔵庫に保存すると、冷たい冷蔵庫から温かい室内に取り出したときに容器が結露してしまいます。湿度に弱い塩にとって、結露は大敵です。
塩が固まるなど、品質が変化してしまいます。
塩にはにおいを吸収しやすい性質があるので、常温で保存する時は洗剤などの香りがついたものの近くに保存することは避けましょう。
砂糖
砂糖も常温保存でOKです。
砂糖を保存するときも湿度に気を付けましょう。砂糖は塩とは反対に、乾燥すると固まってしまう性質があります。
冷蔵庫内は乾燥しやすいため、砂糖を冷蔵庫で保存するのは避けた方が無難です。
また、冷蔵庫に保存していると取り出した時に容器が結露しやすく、砂糖の品質が劣化してしまう可能性があります。
乾燥を防ぐため、密閉できる容器に保存するのがおすすめです。
酢
酢は開栓前も開栓後も直射日光を避けて、冷暗所に保存しましょう。
冷暗所にあたる場所がない場合や、夏場など室温が高い時などは冷蔵庫での保存がおすすめです。
すし酢などの調味酢も同じです。
料理酒
料理酒には「料理酒」と「日本酒」の2タイプがあります。
料理酒は塩やその他の原料を加えて、食品として製造されています。飲むのには適していません。酒税法上はお酒として扱われないため、比較的安く販売されています。
醸造調味料や発酵調味料と書かれている場合があります。
料理酒の場合は、開栓前、開栓後ともに冷暗所で保存しましょう。アルコール度数が低いタイプ(たとえば13度未満のもの)は、開栓後は冷蔵庫での保存が必要です。
日本酒の場合は、直射日光を避けて常温保存でOKです。冷暗所だとより良いでしょう。高温の場所で保存したり、直射日光が当たったりすると、風味が変わってしまうことがあります。
保存状態によっては液体に色がつく場合があるそうですが、品質には問題ないそうです。
みりん
いわゆる「みりん」には、3つのタイプがあります。本みりんと、みりん風調味料、みりんタイプ調味料と呼ばれるものです。
本みりんの場合、アルコール分と糖分が高いので、開栓後も常温での保存が可能です。本みりんには13.5~14.5度のアルコール分が含まれています。ワインや日本酒と同じくらいです。
温度の高い場所で保存すると、液体の色が濃くなることもありますが、品質には問題ありません。
液体の色が変化するのが気になるという場合は、冷暗所での保存がおすすめです。保存する時の温度が高くならなければ、液体の色はあまり変化しません。
みりん風調味料の場合は、アルコール分がほとんど含まれていません。そのため、開封後は冷蔵庫での保存が必要です。
みりんタイプ調味料はアルコール分と塩分が含まれているので、みりん風調味料より保存性の高いタイプのみりんです。開栓後は、直射日光を避ければ、常温保存が可能です。
しょうゆ
しょうゆは、開栓前は冷暗所で保存しましょう。
開栓後は冷蔵庫での保存がおすすめです。栓を開けた後は、しょうゆと空気が触れて酸化しやすくなってしまいます。
ペットボトルやびんの容器に入った商品は、冷蔵庫で保存したほうが劣化を防止できます。
しょうゆを長持ちさせるためには、ペットボトルやびんの容器から、加熱中のお鍋などに直接入れるのはやめましょう。
湯気で容器の口付近にカビが生えやすくなります。一度小皿などに入れてから、お鍋に入れるとよいです。
しょうゆが酸素に触れないようにした二重構造のボトルの場合は、開栓後も常温での保存が可能です。
みそ
みそは未開封で保存する時も、冷暗所または冷蔵庫で保存しましょう。冷凍庫での保存も可能です。
みそを家庭用の冷凍庫で保存しても、凍ることはありません(多少固くなることはあります)。
長く品質を保つことができますので、長い間、使用しない場合などは冷凍庫での保存がおすすめです。
開封後は、冷蔵庫で保存しましょう。
みそは空気に触れると酸化が進み、劣化してしまいます。できるだけ空気に触れないようにするため、ラップで表面をぴったりと覆ってから冷蔵庫に入れるとよいです。
こしょう
こしょうだけでなく、香辛料全般の保存方法も同じです。
開封後は、直射日光の当たらない冷暗所で保存しましょう。冷蔵庫での保存も可能です。
容器が結露してしまうと、香辛料の品質が低下してしまいます。使うとき以外は、キャップをしっかりと閉めて保存しましょう。
めんつゆ
開栓前は直射日光を避けて、常温での保存が可能です。開栓後は冷蔵庫に保存して、1~2週間程度で使いきりましょう。
マヨネーズ
開栓前は、直射日光を避けて常温(なるべく涼しい場所)で保存できます。開栓後は冷蔵庫で保存して、1ヵ月程度で食べきるようにしてください。
マヨネーズを0℃より低い温度で保存すると、油が分離してしまいます。冷蔵庫の中でも、あまり温度の低くないドアポケットや野菜室に保存するのがおすすめです。
ケチャップ
開封後は必ず冷蔵庫で保存しましょう。開封後1ヵ月程度で食べきるのが理想です。
ケチャップは原料に酢や砂糖、食塩を使っているので、冷蔵庫で保存すればすぐに傷んでしまうことはありません。
ソース
開封前は、常温での保存が可能です。原料に酢や食塩を使っているため、ソースは保存性が高くなっています。商品によっては約2年間の常温保存が可能です。
開封後は必ず冷蔵庫で保存しましょう。とくに熱い時期は、冷蔵庫での保存を忘れないようにしましょう。
焼き肉のタレ
焼き肉のタレは、開栓前は直射日光を避けて冷暗所に保存しましょう。開栓後は必ず冷蔵庫に入れて保存してください。
ドレッシング
開栓前は、直射日光を避けて常温(なるべく涼しい場所)に保存しましょう。開栓後は冷蔵庫に保存して、1ヵ月程度で食べきりましょう。
チューブの薬味
チューブで販売されているわさびなどの薬味は、開封前は常温での保存が可能です。開封後は、冷蔵庫で保存しましょう。
まとめ
- 冷蔵庫に調味料が入らない!と悩むひとが多い
- 冷蔵庫に入らない調味料は、収納を工夫する、常温で保存できるものは常温で保存することで整理する
- 収納に困るチューブ系調味料は、つるす、立てるで冷蔵庫に収納すると使いやすい
- 大きな容器の液体調味料は、収納しやすい四角い形の詰め替えようボトルで保存すると冷蔵庫のドアポケットに入れやすい
- 食品の常温が何℃かは厳密には決まっていないが、おおよそ28℃くらい
- JIS規格(日本工業規格)では、常温は5~35℃
- 冷暗所も厳密な定義はないが、温度が低く一定、直射日光が当たらない、湿度の低い場所のことをいう
- 開封後も常温保存が可能な調味料は、塩、砂糖、酢、本みりん、みりんタイプ調味料
- 上の5つ以外の調味料は、基本的に開封後は冷蔵庫で保存すること
冷蔵庫に入らない調味料の収納と保存方法を工夫して、快適に使える冷蔵庫を手に入れましょう。冷蔵庫が快適になれば、日々のお料理もサクサク進められそうですね♪
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