仏壇の代わりの家具はチェストなどの棚でもOK!ミニ仏壇や手元供養も!

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暮らし

信仰の中心となる御本尊やご先祖様の位牌をまつるための昔ながらの仏壇。

もとは、お寺にある本堂をミニチュア化して家庭に持ち込むために作られたそうです。

しかし、スペースや予算の関係から、仏壇や代わりの家具を置かない家庭は6割を超えているようです。

そもそも仏壇や仏壇台を置けない場合、代わりの家具で代用しても大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、チェストやサイドボードのような代わりの家具で代用しても問題ありません!

上置きタイプの仏壇は台が必要ですが、その台も専用のものでなくても代わりの家具で代用できます。

インテリア性の高いミニ仏壇や、そもそも仏壇を置かずに供養する手元供養という方法もあります。

暮らしが多様化するなか、故人を偲んだり感謝を表す方法も、様々な方法がありました!

現代の家、インテリアに馴染むお気に入りの仏壇を見つけましょう。

仏壇の代わりの家具はチェストやサイドボードでもOK!

上置きタイプの仏壇には仏壇台やサイドボードなどが必要

上置きタイプの仏壇を使用する場合、床に直置きすることができないため専用の仏壇台が必要になってきます。

しかし、専用の仏壇台がお部屋に置けない場合、代わりの家具で代用しても大丈夫なのでしょうか?

現代では、ライフスタイルの変化と共に仏壇を置かない家庭が増えています。

ローチェストやサイドボードなどの代わりの家具を、仏壇や仏壇台として使用しても問題ないと言えます。

仏壇には色々なタイプがある

そもそも仏壇というのは、仏様をまつるお寺を模した場所であり、お家の中の小さなお寺です。

故人の魂は位牌に宿り(宗派による違いはあります)、仏壇へのお参りはお寺へのお参りという意味合いがあります。

日常生活において、身近な故人やご先祖様への感謝を示すための場所なんですね。

事情は様々ありますが、仏壇を置かない家庭は増えているようです。かくいう我が家にも仏壇はありません。

故人を偲んだり、ご先祖様に対する感謝したりする気持ちがあれば、形にこだわる必要はないようです。

仏壇には、サイズ等や置き方など様々なタイプがあります。

<台付きタイプ>

仏壇と仏壇台が一体になっているタイプです。床にそのまま直置きできます。

また、仏壇台が収納スペースを兼ねているので、お線香のストックなど小物類を収納しておくことができます。

比較的大型のものが多く、存在感があるというデメリットがあります。

<壁掛けタイプ>

フォトフレームのように壁に取り付けるタイプの仏壇です。

省スペースで設置できる上、高さも自由に設定できるという利点があります。

インテリアに自然に馴染みやすいというメリットも。

<上置きタイプ>

仏壇台の上に置いて使う小型の仏壇です。

コンパクトで軽量なため、移動や引っ越しの際も手軽に動かすことができます。

別途、仏壇を置くための台が必要となるというデメリットがあります

この仏壇を置く台は専用の台でなくても、ローチェストなどの代わりの家具でも問題ありません。

チェストや仏壇台などの代わりの家具が必要な理由とは

<安全上の理由>

床に据え置きのできない上置きタイプの仏壇は、歩行時につまずいてしまったり仏具を倒してしまう恐れがあります。

仏壇の中には、御本尊や位牌のような貴重品や、ろうそくやお線香といった火の気のあるものが設置されています。

そういったものを足蹴にしてしまう可能性が高まるという理由から、上置きタイプの仏壇は床に据え置きしない方が良いと言えます。

また、リビングの床などに設置すると、落下物などがぶつかり傷つけてしまうなどの事故も起こるかもしれません。

こういった事態を防ぐためにも、ローチェストなどの代わりの家具の上など、高さのあるところに置くと良いでしょう。

<仏具や消耗品を収納するため>

仏壇には意外と小物が多く、お線香やろうそくといった消耗品も多くあります。

こういった消耗品を仏壇近くに収納しておくという意味でも、仏壇台があると便利ですね。

また、お盆の時期などに使用する道具も、仏壇近くに収納しておくと紛失を防ぐこともできます。

サイドボードや棚などといった収納を兼ね備えた代わりの家具で代用すると、収納力もあって便利ですよ。

<御本尊が目線の高さに合った方がいいため>

仏壇に手を合わせる際に、御本尊を見下ろしてはいけないという習わしがあります。

仏壇はお家の中の小さなお寺と言われ、御本尊に敬意を表す場所です。

元々仏壇の中に御本尊を設置する場所は、台座があり少し高い位置になっています。

そのため、手を合わせる際に御本尊や仏様に失礼がないよう、仏壇台やチェストなどの代わりの家具を使って高さを出す必要があります。

仏壇の代わりの家具とミニ仏壇なら洋風インテリアにもなじみやすい

仏壇を置きたくないのは何故?

仏壇や仏壇台を置かず、代わりの家具で済ませたい理由には以下のようなものが見られました。

<インテリアに合わない>

昔のような和風建築とは違い、現在では洋風の建築が主流となっています。

主に和風なイメージのある仏壇は、現代のインテリアにそぐわないという理由がありました。

<置く場所がない>

昔の住居には、当たり前のように仏壇を置くための部屋として仏間がありました。

現在では畳の部屋すらない住居が多いため、そもそも仏壇を置くためのスペースが確保されていないという理由がありました。

そのため、代わりの家具で代用する方も多いのですね。

<夫婦間の宗派による事情>

夫婦の家系で信仰する宗派が異なる場合があります。

その場合、まつり方のトラブルを避けるために敢えて仏壇を置かないというケースも見られました。

通常の台付き仏壇の代わりに、ミニ仏壇を置く家庭も多くあります。

ミニ仏壇とは、普通の仏壇よりも小さいサイズの仏壇のことを言います。

一般的な台付き仏壇とは違い、コンパクトなサイズが特徴で、ローチェストやサイドボードなどの代わりの家具の上に置くことができます。

ミニ仏壇はコンパクト

ミニ仏壇の最大のメリットは、何と言ってもサイズが小さいということです。

わざわざ専用の仏壇台を購入しなくても、仏壇台の代わりの家具として手持ちの背の低い棚やタンスの上に置くことができます。

スペースが無く仏壇の購入を諦めていた方も、購入することができるかもしれません。

ミニ仏壇はデザインが豊富

マンションなどの比較的省スペースな住宅に置くことの多いミニ仏壇は、洋風インテリアの雰囲気に合うように多様なデザインがあります。

昔ながらの装飾に凝った重厚なデザインのものから、装飾や棚も最小限に木目を活かしたシンプルなものまで様々なものがあります。

一見すると普通の家具のようなデザインのものもあります。

わざわざミニ仏壇に合わせて仏壇台の代わりの家具を新調しなくても、手持ちの家具に合うミニ仏壇がきっと見つかるはずです。

選ぶ時は、ミニ仏壇を置くお部屋のインテリアのカラーと同系色にすると統一感が出るのでおすすめですよ。

ミニ仏壇は価格が安い

ミニ仏壇は通常の台付き仏壇と比べると価格が安く押さえられるというメリットがあります。

通常の台付き仏壇が30万円前後という中、安い物では3万円台から購入することができ、高級なものでも20万円前後と比較的低価格です。

その分素材にこだわって、ちょっと良い物を購入するのも良いかもしれませんね。

仏壇の代わりの家具を置かずに手元供養という選択もアリ!

仏壇も代わりの家具も置けない、置きたくない!という方には「手元供養」という方法もあります。

仏壇だけでなく、葬儀やお墓のかたちも多様化する現代において、供養のやり方も多様化してきています。

中でも人気を集めているのが「手元供養」です。

手元供養とは、自宅などの身近なところに遺骨の一部もしくは全部を保管して供養する方法です。

故人を身近に感じ、離れがたい気持ちを形にできると近年注目を集めています。

また、地方にあるお墓を管理できない、お墓がない、仏壇や代わりの家具を置けないなどの事情が増えていることも手元供養が注目される理由のひとつです。

こんな可愛い骨壷が手元にあれば、いつでもどこでも一緒にいられる気がしますね。

手元供養のメリット

手元供養の最大のメリットは、故人を身近に感じ、大切な人が亡くなった寂しさを和らげることができるという点です。

故人が見守ってくれているような安心感もありますし、お寺やお墓参りに行かなくても自宅で手を合わせて供養することができる点も魅力です。

また、手元供養はコンパクトなものが多く、仏壇や代わりの家具と違いマンションや高齢者施設でも保管場所に困ることがないという特徴もあります。

部屋やインテリアとの相性も気にすることがないというのも嬉しい点ですね。

手元供養のデメリット

手元供養は、2000年代に入ってから登場した新しい供養方法で、周囲の理解が得られにくいというデメリットがあります。

日本の古くからの習慣として「遺骨は四十九日までに納骨する」というのが一般的で、遺骨はお墓に入れるのが当然と考えられていました。

納骨しないと成仏できないのでは?

そういった声も聞かれますが、これは俗説であって仏教の教えとは関係がありません。

遺骨は必ずしも墓地に埋葬しなければいけないわけではなく、故人の遺骨を保管することは法律上問題はありません。

しかし、手元供養を行ないたいときはその意向を周囲の方に伝え、納得してもらえるまでしっかりと話し合っておいた方が良いでしょう。

また、手元供養を行なう場合は、自分が遺骨を管理できなくなった時にどうするかというのをしっかり決めておくことも重要です。

手元供養の方法

<骨壺>

骨壺といっても火葬場で使用するような大きな骨壺とは違います。

ミニサイズの骨壺に遺灰や遺骨の一部を納めて自宅で保管する方法です。

ミニサイズの骨壺に位牌や写真を飾れば、ちょっとしたスペースが仏壇代わりになります。

ミニサイズの骨壺は、素材やデザインなど様々なタイプの物があります。

お部屋の雰囲気や、故人のイメージに合わせて好きな物を選ぶと良いでしょう。

<インテリア用品>

ぬいぐるみや人形タイプの容器に、遺骨の一部を入れて自宅に保管する方法です。

一見すると遺骨であることが分からないことから、飾ってあるだけで明るい気持ちになれると支持されています。

自宅で遺骨を保管したいけれど骨壺を置くことに抵抗がある、骨壺だと気づかれたくないという方におすすめの方法です。

<アクセサリー>

少量の遺骨を、ペンダントやブレスレットのようなアクセサリーに入れて身につける方法です。

自宅だけでなく、外出するときも故人を身近に感じられるという点で人気を集めています。

特に若い世代の方や、女性の方におすすめの方法です。

ペンダントトップなどに遺骨を入れる方法や、遺骨を合成ダイヤモンドに加工してアクセサリーとして身につける方法もあります。

男性など、アクセサリーを身につけることが難しい場合は、キーホルダータイプもあります。

まとめ

  • 仏壇は家の中の小さなお寺という意味合いがある
  • 故人を偲ぶ、感謝を表す気持ちが大事なので、チェストなどの代わりの家具でも大丈夫
  • 仏壇には様々なタイプがあるが、上置きタイプには仏壇台が必要
  • 仏壇台は専用のものでなくても代わりの家具を使用しても問題ない
  • ミニ仏壇なら様々なデザインのものがあるので洋風インテリアにもなじみやすい
  • 仏壇や代わりの家具を置かずに、手元供養という方法がある
  • 手元供養は比較的新しい供養方法のため、周囲の理解を得ておく必要がある

時代と共に住宅事情も変化し、仏壇を置かない家庭は増えているのですね。考えてみれば昔のような大きな仏壇は、私の実家にもありませんでした。

大きな仏壇は存在感もありますので、マンションなどではミニ仏壇などの需要が増えているのも頷けます。

身近な人が亡くなってしまったときには、手元供養という選択肢は寂しさを和らげてくれる方法としておすすめの方法です。

ぜひご自分に合った供養の仕方を探してみてくださいね。

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