鉛筆を正しくもって、きれいな字が書ける……憧れます!
でも、正しい持ち方をしているのに、力が入らない……と感じることもありますよね?力が入らない原因として大きく2つが考えられます。
1つ目は鉛筆の正しい持ち方に慣れていないから。
2つ目は正しい持ち方だと思っていたけれど、実は間違った持ち方をしているから力が入らない。
鉛筆の持ち方を正しく矯正するのは大変そうです。そこまで苦労して鉛筆を正しい持ち方でもつ必要があるのか、と感じるかもしれません。
鉛筆を正しくもつと疲れにくくなるので、集中力や勉強などへのモチベーションがUPしますよ!!
子どもがいるなら、鉛筆の正しい持ち方を身につけて、子どものお手本にもなりたいですよね。
鉛筆の正しい持ち方のポイントを知って、正しい持ち方を身につけましょう!!
鉛筆を正しい持ち方しても力が入らない……なぜ?
鉛筆を正しい持ち方でもっているはずなのに、うまく力が入らない……ということはありませんか?
せっかく正しい持ち方をしようとしているのに、字がきれいに書けるようになるどころか、実際には字を書くこと自体がつらいということもあります。
それは「慣れていない」せいかもしれません。
正しい持ち方なのに力が入らないのは「慣れていない」から?!
きれいな字を書きたい、子どもがいるから鉛筆の持ち方が悪いのが気になって……などなど、鉛筆を正しい持ち方でもてたらいいなと感じることも多いと思います。
正しい持ち方を調べて、いざその通りにもって字を書いてみても、なんだか力が入らないということもあります。
力が入らないから書きにくいというのでは、せっかく正しい持ち方に挑戦してもすぐに挫折してしまいそうです。
多くの場合、力が入らない原因は「正しい持ち方に慣れていないから」です。
対策としては、正しい持ち方で鉛筆をもつ練習を重ねて慣れるしかありません。
慣れるしかないと言ってしまうと、元も子もないと感じるかもしれません。
スポーツなどでも練習を始めたばかりの初心者のころは、変に力が入ってしまったりとぎこちないですが、練習を続けているうちに上手になりますよね。
鉛筆の正しい持ち方も、練習を重ねているうちに上手になりますよ!
また、意外に見落としがちな原因として、正しい鉛筆の持ち方をしているつもりだけれど、実は正しくもてていないということがあります。
自分の鉛筆の持ち方が本当に正しいのか、もう一度チェックする必要がありますね。
そもそも鉛筆の正しい持ち方とは?
正しく鉛筆を持っているつもりでも、実は間違った持ち方をしている場合があることを紹介しました。本当に正しい持ち方をできているのか、もう一度チェックしてみましょう!!
鉛筆の正しい持ち方は次のとおりです。
鉛筆を正しくもった様子は、下の写真のような感じです。同じようにもてていますか?
鉛筆を正しい持ち方でもつのはなぜ?勉強のモチベーションもUP!!
鉛筆はなぜ正しい持ち方でもたなくてはいけないのでしょうか?鉛筆を正しくもつと、字がきれいに書きやすくなることはもちろん、集中力UPなどメリットがたくさんあるんです!!
正しい持ち方のメリットと、間違った持ち方のデメリットを紹介します。メリットを知ることで、なぜ鉛筆を正しい持ち方でもつことがいいことなのか、すごく納得できました!
正しい持ち方のメリットを紹介!!勉強のモチベーションUP!
「鉛筆は正しい持ち方をしましょう!!」は、小学生のときからよく聞く言葉ですよね。正しい持ち方で鉛筆をもつと、どんなメリットがあるのでしょうか?
鉛筆を正しい持ち方でもつと、勉強などのモチベーションがUPにつながるようですよ!
正しい持ち方のメリット3つを紹介します。
正しい持ち方には、以上のようなメリットがあるといわれています。
鉛筆を正しくもつと良い影響がたくさんあって、次に紹介する「疲れやすい」などのデメリットが解消されるのですね!
なぜ鉛筆を正しい持ち方でもった方が良いといわれるのか、納得です!!
<きれいな字が書ける>
正しい持ち方で鉛筆をもつと、手首が安定してスムーズに字が書けるようになり、きれいな字が書けるようになります。
<姿勢が良くなる>
鉛筆を正しい持ち方でもつと手のひらが下を向き、同時に脇がしまります。
また正しい持ち方をしていれば、鉛筆を持っている手が今書いている字を隠してしまうこともなくなるので、紙に顔を近づけて字を見る必要がありません。
このため正しい鉛筆の持ち方をしたほうが、姿勢が良くなります。
<疲れづらくなる>
鉛筆の正しい持ち方は、指や手首の関節を自由に動かすことのできる持ち方です。
そのため手や腕などに余計な力が入らなくなり、長い時間、字を書いても疲れづらくなります。姿勢が良くなるので首や肩も疲れづらくなります。
その結果、字を書くことのストレスが減り、勉強にも集中できるようになります。
集中できるようになれば、理解度も当然UPしますし、もっと勉強しようというモチベーションにもなりますよね!
悪い持ち方のデメリット3つを紹介!
次にデメリットを紹介します。デメリットは主に次の3つです。
<字がきれいに書けない>
間違った鉛筆の持ち方で字を書くと鉛筆を動かしづらく、とめ・はね・はらいが書きにくくなります。また、思った通りの線が書きづらいため、字がゆがんでしまったりします。
そのため、きれいな字が書けなくなってしまうのです。
<姿勢が悪くなる>
間違った鉛筆の持ち方で字を書いていると、書いている字が見えなかったり、
その結果、肩こりや腰痛、視力が低下するなどの悪い影響が出てしまいます。
高校時代の私の鉛筆の持ち方は本当にひどく、字を書いているときに手元が見えないため、書いている字を見ようとノートにべったり張りつくように猫背で字を書いていました……。
長時間、字を書くことが辛かった思い出があります。
<すぐに疲れる>
鉛筆を正しくもてていないと字を書くときに余計な力が入り、短時間で疲れやすくなってしまいます。
また、上で紹介したとおり、間違った持ち方をしていると姿勢が悪くなり、そのことでも疲れやすくなってしまいます。
勉強中にすぐに疲れてしまうと、集中力が落ちて長時間勉強していられません。
この状態が長く続けば、勉強へのモチベーションも落ちてしまうなんてことも……。
正しい持ち方の練習は何歳からがいい?
鉛筆の正しい持ち方には、メリットがたくさんあることがわかりました。正しい持ち方の練習は、何歳ころからするといいか気になりますよね。
結論は「できるだけ早くから」です。
小さいころに一度ついてしまった悪いクセを、大きくなってから直すのはとても大変なことです。
直すのが大変な悪いクセをつけないよう、できるだけ早くから正しい持ち方で鉛筆をもてるように練習しておくのがよいでしょう。
できるだけ早く練習を開始したほうが良いといっても、子どもの発達段階や興味に合わせる必要があります。
鉛筆の練習を始める目安は3歳くらいからです。
3歳くらいになると、手と指先がだいぶ上手に使えるようになります。
それまでは線しか書けなかったのが閉じた〇(まる)が書けるようになってきたり、三角形などほかの形にも興味を持ちだしたります。
もちろん個人差はありますが、3歳くらいから、鉛筆や書くことに興味を持ち出したら練習を開始するとよいでしょう!
子どもに鉛筆の正しい持ち方を身につけさせるために、保護者など身近な大人が正しい持ち方のお手本を見せてあげられるといいですね。
鉛筆を正しい持ち方に矯正する方法を紹介!!
勉強などの集中力がUP、鉛筆の正しい持ち方にはメリットがいっぱいでした。
自分自身はもちろん、学校の成績にも関わるならば、子どもにも鉛筆の正しい持ち方を身につけてもらいたいですよね。
子どものお手本になるためにも、今もし間違った鉛筆の持ち方をしているならば、正しい持ち方に矯正したいですよね。
鉛筆を正しい持ち方に矯正する方法を紹介します。
鉛筆の正しい持ち方の矯正ポイントを詳しく紹介します!
親指と人差し指で輪(OKのジェスチャーの形)を作ってその指で鉛筆をつまみ、中指を下からそえて3本の指で軽くもつのが、鉛筆の正しい持ち方でしたよね。
正しい持ち方へ矯正するとき、気をつけたいポイントをもう少し細かくみてみましょう。
これらのポイントができているか、チェックしてみましょう!
<親指、人さし指、中指で三角形になっているか?>
鉛筆を正しく持てていると、指先のほうから見ると三角形のような形になります。
<鉛筆をもつ場所が削った部分の根元から1cmくらい上か?>
あまり先を持ちすぎると、持ちにくいだけでなく、鉛筆をもつときに余計な力が入ってしまいます。
鉛筆の削った部分の根元から1cmくらい上の部分をもつようにしましょう。
<鉛筆が立っていないか?>
鉛筆は立てた状態ではなく、すこし傾いた状態でもつのが理想的です。
具体的には、鉛筆をもった状態を横から見た場合だと、50~60度くらい自分のほうに倒れている状態でもちます。また、前からみたときは体の外側に20度くらい倒れている状態です。
<力が入りすぎていないか?>
鉛筆をもつときに、余計な力が入っていると疲れの原因にもなります。
自分自身の鉛筆の持ち方をチェック!正しくもてている?!
試しに、私の鉛筆(ペン)の持ち方をチェックしてみたいと思います。
私、自慢ではありませんが、ペンを正しく持てていないです!長い時間、字を書いていると手も指も、肩も痛くなってしまいます……。
これが私のペンの持ち方です。もうちょっとマシかと思っていたのですが、写真に撮ってみると全然ですね……。
自分の写真を見てまず感じるのは、「全体に力が入り過ぎている」ということです。指先が白くなるくらい力が入ってますね。
全体に力が入り過ぎているので、中指~小指までが重なってしまっています。
こんな持ち方をしていたら、疲れるし、手も指も痛くなるのは当然ですね。
また、ペン先側から見て、親指、人さし指、中指の3本で三角形の形になっていません。やはり正しい持ち方ができていませんね……。
これは早急に正しい持ち方に矯正しなくては!!と感じます。
矯正アイディアその1!!矯正グッズで正しい持ち方をマスター!
自己流の鉛筆の持ち方から正しい持ち方に矯正しようとすると、最初は違和感が大きいですよね。
意識していても、だんだんと自己流の持ち方に戻ってしまったり……と、なかなか習慣にならなくて大変だと思います。
そんなときは持ち方を矯正するグッズがありますので、利用してみましょう!鉛筆などの筆記具に装着して、正しい持ち方の指の位置を練習するためのグッズです。
使ったことがある方もいらっしゃると思います。
例えば、次のようなグッズが販売されています。( )内はメーカー名です。
・Yo-iもちかたくんシリーズ(トンボ鉛筆)
・ペングリップ(Firesara)
どちらも使っている鉛筆につけて使うタイプです。
Yo-iもちかたくんは、三角・六角・丸軸のいずれの種類にもつけられ、左きき用も販売されていますよ。
Firesaraのペングリップは、5本の指を固定して鉛筆の正しい持ち方を練習します。
右きき・左きき兼用です。いくつかタイプがあり、ペンに装着して使えるタイプもあります。
・大人のもちかた先生(北星鉛筆)
鉛筆サイズのボールペンに補助軸をつけているグッズです。補助軸には指を置く目印の穴が開いていて、その通りにもつことで正しい持ち方の練習ができます。
補助軸は短い鉛筆にもつけられますし、調整すれば子どもも使えますよ。
矯正アイディアその2!!時間をすこしずつ長くする!
早く持ち方を矯正したいからと、ずっと正しい持ち方で鉛筆をもつ!!と頑張ってしまうと、鉛筆で字を書くことにかなりのストレスを感じると思います。
忙しいと、元の慣れていて楽な自己流の持ち方についつい戻してしまいますしね……。
また、持ち方の矯正アイテムを使うことがストレスになる場合もあると思います。
あまり焦っては、結果的に挫折してしまいますので、ちょっと力を抜いてチャレンジしてみましょう。
正しい持ち方をする時間をすこしずつ長くして練習する方法はどうでしょうか?
例えば、初めの15分間は鉛筆を正しい持ち方でもって、そのあとの45分はいつもの持ち方をするというサイクルを繰り返す方法もあります。
慣れてきたら、すこしずつ正しい持ち方をする時間をのばしていきましょう。
この方法なら正しい持ち方の練習もできますし、いつもの持ち方で作業も進められますよ!
まとめ
- 鉛筆を正しい持ち方でもっているのに力が入らないのは、慣れていないから
- 鉛筆を正しく持っているのに力が入らないと感じるのは、実は正しい持ち方をできていない可能性もある
- 鉛筆の正しい持ち方は、親指と人差し指で輪(OKのジェスチャーの形)を作ってその指で鉛筆をつまみ、中指を下からそえて3本の指で軽くもつ
- 鉛筆を正しい持ち方でもつメリットは、きれいな字が書ける、姿勢が良くなる、疲れづらくなることで、その結果、集中力がUPする
- 鉛筆を自己流の持ち方でもつデメリットは、字がきれいに書けない、姿勢が悪くなる、すぐに疲れることで、その結果、モチベーションが落ちる
- 鉛筆の正しい持ち方の練習の目安は3歳で、鉛筆に興味をもったタイミングがおすすめ
- 鉛筆の正しい持ち方の練習には、矯正アイテムを使う、正しい持ち方で書く時間をすこしずつ長くしていく方法がある
鉛筆をずっと自己流でもっていて正しい持ち方に矯正しようとすると、力が入らないと感じますよね。
私のように余計な力を入れてもっていた場合は、とくにそう感じるかもしれません。
姿勢が良くなったり、疲れづらくなったりと、正しい持ち方にはメリットがあります。
鉛筆を正しくもって、集中力UPを狙いましょう!!
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