離乳食用の軟飯を切らしちゃった!とりあえず急いでお昼の分を作らなきゃ…。
米も水も計ったはずなのに硬く炊けた…芯があって美味しくない!
ご飯を柔らかくするには、なんとなく「水分を足すのだろう」とは思うものの、実際に水をどのくらい入れればいいのか、どうやって温めればいいのかわかりませんよね。
お子さんのための軟飯を作ったり、硬く炊けてしまったご飯を柔らかくするには、電子レンジを使うと便利です。
しかし、硬いご飯の量によっては他の料理にリメイクした方が良いかもしれません。
私自身、主婦であり母でもありますので、どちらも対処した経験があります!
- 離乳食用の軟飯を炊けたご飯からレンジで作る方法
- 硬いご飯をレンジで柔らかくする復活術とその原因、リメイクして他の料理にする例
などをご紹介いたします!
炊きあがったご飯を柔らかくするにはレンジが便利
炊き上がったご飯を柔らかくするには量にもよりますが、手間と時間がかからないのはレンジを使う方法だと言えます。
特に少量のご飯をその都度軟飯にするにはレンジが便利です。
たとえば、ご飯を柔らかくしたい理由は、おかゆにすることを除き、大きくこの2パターンでしょうか。
〈①少量のご飯を軟飯にしたい〉
「離乳食用のストック軟飯がなくなっていたのを忘れてた」とか、余裕がない時ってありますよね。
他の家族みんなは硬めが好きだけど、「高齢の家族のために1人分だけご飯を柔らかくしてあげたい」という場合もあるのではないでしょうか。
〈②何らかの理由で硬くご飯が炊けてしまった〉
「水加減を間違えて硬く炊けてしまった」というご飯にも、レンジを使って茶碗1杯分ぐらいの少量で加熱した方がうまく柔らかくすることができます。
実はレンジでの加熱の他に、お鍋で加熱したり、炊飯器の再炊飯機能を使用したり、炊けているご飯を柔らかくする方法はいろいろあります。
ですから今回はレンジを使ったご飯を柔らかくする方法に注目してご紹介いたしますね!
離乳食用のご飯を柔らかくする方法2つ
まずは離乳食に使える軟飯を作るためのご飯を柔らかくする方法をお伝えします。
基本的に軟飯を用意する月齢は、12~18ヶ月とされていますよ。
もちろん離乳食だけではなく、介護食にもお使いいただけると思います。
離乳食用の軟飯は、炊けたご飯をレンジで柔らかくする方法と、普通のご飯と同時に1食分だけ軟飯を炊飯器で炊く方法があります。
レンジを使って軟飯を作る方法
まずはレンジで炊きあがったご飯を、軟飯にするために柔らかくする方法です。
レンジを使って軟飯を作るには、耐熱皿にご飯を盛り、水を振りかけ少し混ぜてから加熱します。
水の量ですが基本的には1:1でうまくいきますよ。
ご飯が60gなら、お水も60mlです。
電子スケールがあれば、まず耐熱皿を乗せ、スケールの風袋ボタンなどでゼロにし、ご飯をはかったら同じ量の水を入れましょう。
この方がわかりやすく、洗い物も少なく楽ですよ。
加熱時間は500Wで4~5分ほど。あまりワットが高いと芯までじっくりと加熱することが出来ません。
耐熱皿の両端を少し開けてラップをかけてくださいね。加熱後、その開けてある部分は触っても熱くなりません。
火傷しないよう取り出し、今度はラップを掛け直して5分ほどおいて蒸らします。
底の方からほぐして完成です。水気もなくなり良い感じに柔らかくすることができました。
できあがった硬さでお子さんが食べにくそうなら、水の量を10mlずつ増やしてみてください。
逆に、硬さに慣れてきたら徐々に水の量を減らしてみてくださいね。
最初から少量の軟飯を炊く方法
毎日忙しいし育児に体力を使うママは一気に作っておくパターンも多いですよね。
そんな中ストックを切らしてしまったときに軟飯をレンジで作る方法は重宝するのですが…。
家族のご飯と同時に、軟飯やおかゆが炊けるグッズがあります。
お米を研いだ後、必要分を取り分けて付属の耐熱容器に入れ、容器の目盛りまで水を入れます。
それを研いだお米と一緒に炊飯釜の中央にのせて、炊飯ボタンを押せばなんと家族のご飯と同時に軟飯もできあがるのです。
これなら均一に火の入った軟飯を、毎食できたてでお子さんに食べさせることができますね。
軟飯の1回でのできあがりは最大200gなので、大人1食分にも対応できそうですね。
実は100均にも同じような商品の取り扱いがありますが、軟飯の目盛りはついてないようです。
ちなみにこの付属の容器は耐熱なので、普通の炊けたご飯を先程のレンジを使う方法で軟飯にすることにも使えます。
私もまだ量が少ない時のおかゆや、軟飯作りにしばらく使っていました!
硬いご飯を柔らかくする2つの復活術
続いては硬く炊けてしまったご飯を美味しく食べられるようにする復活術をご紹介します。
次回失敗しないために、なぜ硬くご飯が炊きあがってしまったのかも解説いたしますよ。
レンジで丁度よい柔らかさにする方法
まずは茶碗1杯分ほどの少量の硬いご飯を、レンジで柔らかくする方法をお伝えします!
まずはお茶碗の中で硬いご飯に水を振りかけます。
混ぜて全体に水をいきわたらせて、ラップをします。
500W~600Wで1分半から2分ほど、熱々になるくらいしっかりと加熱しますよ。
火傷に気を付けて取り出してください。そのまま、5分ほど蒸らして完成です。
ラップを開けて食べてみて、まだ硬ければまた少し水を足し、レンジでまた加熱してみてください。
これでレンジでお手軽に硬いご飯を復活させることができますよ。
少量ずつ、がポイントです。1回の量が多いとうまく全ての米粒に水分が回らずムラができてしまいます。
そういえば硬いご飯、どのくらいの量が炊けてしまいましたか?
1日で消費できなそうな量なら、余った分は1食分ずつラップにくるみ、冷凍しておくことをおすすめします。
硬いご飯だということを忘れずにメモしておいてくださいね!
他の料理にリメイクする方法
硬いご飯を「もう別の料理にしてしまう」というのも一種の手ですよね。
今回はレンジは使わない想定で何種類かリメイクできる料理をご紹介いたします。
どの料理も、レシピに表示されている水の量より少し多く使うと考えてください。
〈①おかゆ〉
胃に優しく、消化にもよく、朝ごはんにピッタリのおかゆです。
せっかく元気なので、おかかや卵やたたいた梅干しなどを加えて美味しくいただきましょう。
いつもと違うレシピとして、中華粥なんかもおすすめです。
市販の顆粒ホタテだしを溶かしておかゆを作り、なめ茸、ザーサイ、三つ葉などをトッピング。
ゴマをかけてラー油をたらせばホテルの朝食ビュッフェのような中華粥の完成です。
おかゆにリメイクするデメリットは、ご飯が水をたっぷり吸うので、一食分作るときのご飯の消費量が少ないことです。
硬いご飯がたくさん炊けてしまったときには消費に時間がかかってしまいます。
でも中華粥を作ってみたらとっても美味しかったです!
〈②リゾット〉
洋風のおかずの日は、硬いご飯をリゾットとして復活させましょう。
チーズリゾットや、トマトリゾットなど既製品の素を使えば素早く作れます。
1人前の使うご飯の量は、茶碗1杯より少し少ないくらいです。
良い硬さになるまで、少しずつ分量外の水を足していってみてください。
ベーコンやしめじや玉ねぎなど、お好きな野菜を刻んで一緒に煮込んでくださいね。
お好みで追いチーズとブラックペッパーをかけて熱々をいただきましょう♪
〈③雑炊〉
味の濃いおかずの日は、硬いご飯を雑炊として復活させるのがおすすめです。
白だし、ネギ、カニカマや鶏肉など出汁が出る具材と、硬いご飯を一緒に煮込んで柔らかくすればあっという間に雑炊の出来上がりです。
最後は卵でとじておいしさアップ間違いなしです!
こちらも先ほどのリゾット同様、既製品の素を使っても素早く簡単に作れます。
雑炊はお出汁もあって、お味噌汁代わりになるし今日は汁物はいらないね♪
〈④ピラフ〉
ピラフは洋風おかずの日にも、単品でもおすすめの料理です。
ピラフは本来、生米からスープを吸わせながらフライパンで作ります。
なので時間もそこそこかかり、通常なら全工程で1時間ほどになるでしょう。
硬いご飯ならある程度水分を吸っていますので、味がしっかり入りながらもお米を柔らかくする手間も省け、時短で作ることができますね。
バターでみじん切りにした玉ねぎなどの野菜、鶏肉やエビなどお好きな具材を炒め、ご飯が浸るくらいのコンソメを溶かしたお湯をフライパンに注ぎます。
汁気がなくなるまで炒め合わせ、塩コショウで味を調え、味見をして硬さも確かめましょう。
火を止めたら蓋をして少し蒸らします。完成です!
更に、冷凍のミックスベジタブルや魚介ミックスを使えば包丁もいらずに作ることができるので、楽でおすすめです。
硬く炊けた原因は?
ちなみに、ブザーが鳴った本当の炊き上がり直後は蒸らしが足りずまだ硬めなので、しゃもじで上下を返し、少し時間をおいて蒸らすことも大事です。
反対に、12時間以上の保温しっぱなしも、ご飯が黄色く変色し水分も抜け硬くなってしまいますよ。
ご飯をよそい終わったら保温を切り、余った分を冷蔵しその日食べきるか、冷凍保存しておくことが大事です。
ご飯自体が硬く炊きあがってしまう原因はいくつかあります。
〈①お米の量を勘違い〉
家族の生活スタイルや食事によって、炊いたご飯も余ったりもしますので、いつも固定で同じ量のお米を炊いているわけではないですよね。
「4合お米を研いだのに、勘違いして3合分の水で炊いてしまった。」
なんて結構あるあるです。
水加減が1合違うと量もあるし結構硬いですよね。
先程の柔らかくする復活術でいくつかの方法を試してみてください。
〈②お米用計量カップの違い〉
お米は無洗米をお使いですか?
無洗米だと、ぬかを多めにとっている分、米粒が小さくなります。
そのため無洗米専用の計量カップも通常の物より容量が少ないのです。
無洗米を、専用ではないお米の計量カップや、ボタンを押して1合ずつお米が出てくるような米びつではかると、1合より多くなってしまいます。
この状態で炊くことで、硬めに炊き上がってしまいます。
普通のお米用の計量カップしかない場合、無洗米1合に対して水を大さじ1~2程度、足す必要があります。
(無洗米専用計量カップでお米を計った場合は、水加減は炊飯器の目盛り通りでOKです。)
ただこのぐらいの水加減の違いなので、食べられないこともないレベルではあります。
〈③炊飯器の故障、炊飯釜の劣化〉
絶対いつも通り、間違いなく炊いたのに何で??
水加減も間違ってないはずなのに、硬く炊きあがったあげく、なんか焦げ付いている…という状態が続くことがあります。
そんな時は炊飯器が故障しているか、炊飯窯のコーティングがとれかけていたりと、劣化しているのかもしれません。
炊飯器や炊飯窯を買い替えることで解決する場合もあります。
ですが!ちょっと待ってください!
〈④お米が古い〉
でもこの炊飯器、まだ3年しか使ってないし、考えにくいなぁ。
高い炊飯器、炊飯窯を買い替える前に確認したいのですが…、お米が古いという可能性はありませんか?
私もしばらく焦げ付いて硬く炊きあがる日が続き、炊飯器を購入して5年ほど経っているし、窯が劣化したかなぁと思い窯だけ買い直しました。
しかし、残念なことに硬く炊きあがる症状が続きました…。
後から調べてみると、お米が古いと乾燥により生米の水分量も減っていくため、硬く炊きあがってしまうことがあるとのこと。
実はずっと米農家の親戚から30kg紙袋でお米をもらっており、確かにその時は「ちょっと古いお米を蔵でみつけたんだけど…。」といただいたものでした。
お米が古い場合の復活方法は、お米を研いだ後の浸水時間をいつもよりたっぷりとってみてください。
私がこの古いお米でも「硬く炊きあがる日」と「時々うまく炊ける日」もあったのは、予約機能で一晩浸水しているときだったかもしれません。
お米は絶対スーパーで購入している、という方にはなかなか当てはまりませんが、こういったこともありますよ。
まとめ
- 少量のご飯を軟飯にしたい時や、ご飯が硬く炊きあがってしまい、柔らかくするには手間も時間もかからないためレンジを使うと便利
- 離乳食用にも介護食にも使える軟飯をレンジで作るには、米と水を1:1で混ぜ、ラップを少し開けてかけ、加熱した後蒸らすだけ
- 普通のご飯と同時に1食分だけ軟飯が炊飯器で炊けるグッズもある
- 硬いご飯に水を振りかけいきわたらせ、ラップをし500W~600Wで1分半から2分ほど加熱し、5分蒸らせば簡単に柔らかくすることができる
- 硬いご飯は、お粥、リゾット、雑炊、ピラフなどさまざまな料理にリメイクすることができる
- ご飯が硬く炊けた原因は、米の量や水加減を間違えたり、無洗米を普通の炊き方で炊いたり、炊飯器の故障だったり、米自体が古いなど様々である
硬いご飯を柔らかくしたり、炊けているご飯から軟飯を作ることは、レンジで簡単に完結できます。
忙しいご飯の支度中は、火にかけて様子を見ながらよりも、放っておけるレンジ調理が便利ですよね。
私も離乳食の準備には、作り置きを解凍したり、ご飯や野菜を柔らかくするのにレンジが欠かせませんでした。
そんな忙しい中で、うっかり水加減を間違えてご飯が硬く炊けてしまったり…(笑)
離乳食を食べるお子さんがいれば、お粥や雑炊やリゾットのリメイクは塩加減を調整すれば一緒に食べられるので失敗したのに一石二鳥です。
ご飯が硬く炊けてしまったら、うっかりからくるものなのか、根本的にダメなのかをこのページで再度確認してみてくださいね。
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