合皮の色落ちを補修するには?お家で手軽にできる補修方法も紹介

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暮らし

お出かけをしようと、お気に入りの合皮のバッグを取り出して、色落ちしててショックだった経験はないですか?

合皮の物は、本革の物に比べて手ごろな価格で購入でき、使いやすい印象があります。

バッグや財布の小物やソファーに使われているので身近にある方も多いのではないでしょうか?

私も合皮のバッグを使っていますが、軽くて丈夫で使いやすいです。

でも、使いやすいということは、その分、色落ちする確率が高まるということでもあります。

色落ちしたものを自分で手軽に補修できて、少しでも長く愛用できたら嬉しいですよね。

ご自宅で出来る合皮の補修について紹介します。お家でも色落ちが補修できてキレイになったら、さらに愛着が湧きますよね。

ご自宅で合皮の色落ちを補修する参考にしてください。

合皮の色落ちは自力で補修できるの?!

合皮の色落ちは補修できます。

本革に比べて、経年劣化しやすいのも合皮の特徴です。あまりにひどい色落ちの時は専用の職人さんに頼んで直してもらうのもいいでしょう。

でも、安く購入したバッグや靴ならお店に頼むのも高いし、安く直したいって思いますよね。

実は自分で手軽に合皮の色落ちを補修できるんですよ。

合皮の状態にもよりますが、革専用の補色クリームを色落ちしている箇所に塗りこんでいく方法です。

家でも色落ちを簡単に補修できる方法が知りたいな。

補色クリームを使って合皮の色落ちを補修

今回は合皮バッグを例に挙げてみます。まず、柔らかい乾いた布などでバッグ全体の汚れを取り除きます。

色落ちしている箇所が細かい所であれば、柔らかい歯ブラシなどを用いてもいいでしょう。

一通りキレイになったら、ここで補色クリームを使います。バッグと同じ色のクリームを少量、容器に出して、色落ちした箇所に薄く塗っていきます。

この時にクリームと同じ色でも、クリームの色が濃いようでしたら、薄める専用のクリームを混ぜて使います。

また、クリームの色が微妙に違うようであれば、絵の具のようにクリームを混ぜて色を調整して補修に使うこともできるので便利です。

色落ち箇所に塗って乾けば補修は完了です。

今回はバッグを例に挙げましたが、合皮の色落ちを補修するのであれば、財布や靴、ベルト、ソファーなども同じ要領でできます。

また、初めて塗る場合は目立たないところに少量ずつ塗って試すとよいでしょう。

合皮にできたアルコールのシミの補修

合皮を使う方に気を付けて頂きたいのが、アルコールを触った手で合皮の物を触らないようにすることです。

合皮の表面がアルコール成分によって溶け出して、色落ちして白っぽいシミになってしまいます。

汚れているからといって、アルコール入りのウエットティッシュ等で拭かないように注意しましょう。

そして、もしもアルコールが付着して、合皮バッグが白くなったからといって補色クリームを塗らないようにしてください。白っぽいシミが強調されてしまいます。

小さなシミでしたら、ヴァセリンが効果があるようです。ただし、目立たない箇所で試してからの使用をおすすめします。

白っぽいシミが大きい範囲にあるなど目立つものは専門のお店に相談するのがよいかもしれません。

合皮の色落ち対策をして長持ちさせるポイント

合皮は本革に比べて扱いやすいですが、経年劣化しやすいという弱点があります。

ここで、一度、合皮について説明しましょう。

合皮は“フェイクレザー”ともいい、本革に似せて作られたものです。

でも、本革は使い込むほど馴染んで味わいがでる経年変化をしていきます。

対して、合皮は経年劣化といって数年で表面がポロポロになったり、ベタベタしたりする状態になってきます。

これらの状態になるのは、“加水分解”“という合皮の特性上、水分と合皮の樹脂成分が結合する化学反応が原因です。

少しでも長持ちさせるためには、日ごろから気を付けることが幾つかあります。

  • 雨などで濡れた後は、こまめに拭く
  • 直射日光を避ける
  • 干すなら陰干しをする
  • ストーブなど熱の近くに置かない
  • ビニールに入れての保管はしない

これらの事を避けることが、長持ちするためには欠かせません。

そして、色落ち対策にはお手入れが欠かせません。

日頃から出来るお手入れの方法を幾つか紹介しますね。

バッグのお手入れ

~用意する物~

  • おしゃれ着用洗剤または中性洗剤
  • 乾いた柔らかい布
  • 合皮専用クリーム

乾いた柔らかい布で、バッグ全体のほこりを落とします。

汚れがひどい時は中性洗剤を薄めて、こすらず叩くように汚れを落としてください。

そして、汚れを落とした後、合皮専用のクリームを塗ってください。色落ち対策になるだけでなく、保護をしてくれて長持ちします。

靴のお手入れ

~用意するもの~

  • 靴用ブラシ(大)
  • 靴用ブラシ(小)…柔らかい歯ブラシでも代用可
  • ウエス(いらなくなった布)
  • 靴用クリーム

靴はブラシを使います。ブラシはできれば大きい物と、隙間などにも使える小さめの物を2種類準備できるといいでしょう。

大き目のブラシで同じ方向にブラッシングをして、ほこりを落とします。やさしくブラシをかけて、靴に傷がつかないようにしましょう。

その後、小さめのブラシで、底の部分と本体の境目の辺りのほこりを取り除いてください。

ブラッシングの後は、ウエス(いらなくなった布)で汚れを拭き取ってください。

仕上げに靴用のクリームを全体に薄く塗って色落ち対策になります。また、ツヤも出てキレイになりますよ。

ソファーのお手入れ

~用意するもの~

  • おしゃれ着用洗剤または中性洗剤
  • 乾いた柔らかい布2枚

ソファーは日常のお手入れは乾いた柔らかい布で拭くことで十分です。

汚れてしまった場合は、中性洗剤を薄めたものをバッグの時と同じように、柔らかい布で叩くようにして取り除いていきます。

その後、乾いた柔らかい布で拭きあげます。水分が残らないように注意してくださいね。

以上は、合皮の物についてのお手入れの仕方です。ご自身のお手入れしようとする物の素材を確認してお手入れを行ってくださいね。

また、バッグや靴などは使用前に専用のクリームなどで保護してあげることで、キレイな状態で比較的長持ちしやすくなります。

色落ち対策をして少しでも長持ちできると嬉しいですよね。

合皮製品の保管方法

合皮は経年劣化してしまうので、傷んでしまったら元には戻せませんが、劣化を遅らせることはできます。

保管方法も気を付けて、少しでも長持ちできるといいですよね。

靴やカバンを片付けるときは、ほこりや汚れを取り除いた状態で風通しのよい場所に置いたり、クローゼットや下駄箱に仕舞う時は除湿剤を置いておきましょう。

長期間使わないのであれば、保存袋に入れて片付けてもいいでしょう。

鞄同士が密着した状態にならないように布などを間に挟んであげてもいいですね。

革同士が密着すると色落ち、色移りなど劣化の原因にもなってしまいます。

そして時々は日陰干しをしても良いでしょう。

ソファーなら直接、日光の当たらない場所に置いたり、カーテンなどで紫外線を遮ってあげましょう。

また、カバーやクッションを使って直接、汗や汚れがつかないように保護をしてあげるのもキレイな状態を保つのに有効です。

合皮の色落ち補修は100均グッズでもなんとかなる!?

色落ち対策のクリームなどはホームセンターやネットでも購入できますが、出来れば安く抑えたいところですよね。

100均でも購入できる補修シートシール

100均に色落ち補修のできる商品があるか調べてみました。

ダイソーには“合皮用補修シートシール”という、黒とこげ茶の2色が販売されていました。色は限定されますが裏がシールなので扱いやすいのではないでしょうか。

また、“合皮はぎれ”という5色ほど入った物も販売しています。こちらは裏に自分で皮革用の接着剤などを用いて張り付けることができるようになっています。

合皮はぎれは合皮用補修シートシールに比べて、やや大き目のサイズなので、ソファーなどの大き目の補修にも向いているでしょう。

ただ、微妙な色合いや質感までは全く同じにすることは厳しいかもしれません。

ちなみに私の行った店舗では“合皮用補修シートシール”が売っていましたが“合皮はぎれ”は置いてありませんでした。店舗によって取り扱いに差がありそうです。

ちなみにホームセンターやネットでも合皮粘着付きシートが色は定番の黒、茶を中心に販売していました。

シートの大きさなどでも値段が変わってくるようです。

マニキュアを使った合皮の補修方法

次に、100均やドラッグストアでも販売しているマニキュアを使う、合皮の補修について紹介しましょう。

合皮のボロボロになった箇所を取り除きます。テープなどを使い少しずつ取り除くのがいいでしょう。その箇所にマニキュアを塗って乾かします。

私もこのやり方で、合皮の黄色のバッグを補修してみました。

乾くと、キレイになっていたのですが、残念なことに黄色の明度は合皮バッグよりもマニキュアの方が濃くて、補修箇所が目立つ結果となってしまいました。

合皮のバッグの色が黒など濃い物の方が適していると思いました。

もしくは、マニキュアの色を混ぜて使えば色の違和感は感じないかもしれません。

塗る際にマニュキュアと合皮の色が大差ないか確認してください。

マニキュアの量を考えても広範囲の補修には向いていないと思いました。

アクリル絵の具を使った合皮の補修方法

マニキュア以外にも、100均でも販売しているアクリル絵の具を使って補修できます。

やり方は先ほどと同じですが、絵の具は乾くと濃くなるので、明るめに調整してから塗るのがおすすめです。

アクリル絵の具は、混ぜて色を作れるというメリットもあります。ただし、服に付くと落ちにくいので、塗るときに気を付けてくださいね。

マニキュアとアクリル絵の具についてのメリットは補修シートに比べて色のレパートリーがあるということです。

使用する合皮の物の色合いや色落ち等の補修箇所の広さなどで使い分けるといいでしょう。

100均でも購入できる靴のお手入れアイテム

また、ダイソー、セリアともに靴用のブラシも販売しています。日頃のお手入れに使うブラシの購入を考えているなら参考にしてもいいでしょう。

ダイソーでは、靴用のブラシ以外にも靴用のクロスも取り扱いがありました。

気軽に購入して試せるという点からも100均で購入できるのは嬉しいですよね。

まとめ

  • 合皮の寿命は数年で経年劣化していく
  • 合皮の色落ちは専用のクリームなどを用いて補修できる
  • 合皮は水や日光など色落ちしやすいものに気を付けて管理する
  • 合皮製品にアルコールは白っぽいシミができる原因なので気を付ける
  • 合皮は経年劣化していくので日頃から補修することで長持ちしやすくなる
  • 合皮には100均グッズでも色落ち等の補修に対応したグッズを販売している

合皮の愛用品が色落ちしてしまうとショックですよね。紹介した補修の仕方で、少しでもキレイな状態で長く愛用できるといいですよね。

合皮の色落ちなどがあまりにひどい状態の時は、専門のお店などに補修を依頼した方がいいです。

以上、合皮の色落ちの補修方法を紹介させていただきました。

お手入れして、少しでもお気に入りの物と気持ちよく過ごせますように!

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