最近人気の時短家電の一つに食洗機があります。
面倒な洗い物を自動で行ってくれる夢のようなアイテムですよね。
食洗機は毎日の洗い物の手間を減らしてくれる優れものなのですが、食洗機で気をつけたいのが水蒸気。
食洗機は高温のお湯で食器類を洗い、乾燥をさせるのでどうしても水蒸気が出るんです。
特に賃貸では後付けタイプの食洗機が人気ですが、設置場所によっては対策をしないと水蒸気で天井や壁が結露してしまうこともあります。
なので、食洗機を購入する場合は蒸気対策が欠かせないんです。
これから食洗機の購入を検討している方や、食洗機の水蒸気対策に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
食洗機の蒸気対策は何をすべき?
食洗機の蒸気対策にはいくつかあります。
そもそも食洗機は後付けできる卓上タイプと、新築の際にキッチンと一体化として設置するビルドインタイプがあります。
ビルドインタイプは設置にあたってどうしても大規模な工事が必要のため、賃貸では卓上タイプが主流になります。
食洗機のタイプや設置場所によって、使える対策が変わってくるので環境に合わせて使い分けてみてくださいね。
窓を開ける
一番簡単な蒸気対策は食洗機を使う際は窓を開けて換気をすることです。
換気がしっかりできていれば、食洗機から出る水蒸気を逃がすことができます。
これにより、家具に向かう蒸気が少なくなり、カビや結露を防ぐことができます。
特に夏場はおすすめです。
キッチンに窓がなかったり、風通しが悪い場合は換気扇やサーキュレーターを利用して蒸気を逃してあげるやり方もありますよ。
防水シートを貼る
卓上型の食洗機で特に気をつけたいのが、食洗機の上からでる蒸気によって、回りの家具や壁、天井などが結露することです。
結露だけならまだしも、長い間湿気が続くと最悪の場合カビになってしまう場合もあります。
そんな時に活用したいのが防水シートです。
特に蒸気が出る方向に壁や天井がある場合には防水シートが欠かせません。
防水シートというとダサいイメージがあるかもしれませんが、最近では黒や白などの高級感あるものも販売されています。
また、防水シートは水蒸気だけでなく油汚れも弾いてくれるので、キッチンの掃除が楽になりますよ。
乾燥機能を使わない
食洗機の水蒸気は、乾燥機能を使う際に発生します。
水蒸気を出さないために乾燥機能を使わないという簡単な対策もあります。
食器のすすぎが終わった食洗機の中はおよそ60度と高温のため、扉を開けて自然乾燥でも、十分に食器は乾きます。
また、乾燥よりパワーは弱いですが、送風モードというのもあるので、こちらを利用するのもいいと思います。
ちなみに、乾燥機能を使わなければ電気代の節約にもなります。
水蒸気が気になるという方には一番おすすめの対処法かもしれませんね
食洗機の蒸気で結露する場合は?
卓上タイプの食洗機を実際に使ってみたら使用した後に結露ができてしまった。
そんな経験はありませんか?
食洗機を使用した時に出る蒸気で、周囲の壁や物に結露ができてしまう場合があるのです。
食洗機のタイプ別に原因と対策をまとめました。
卓上タイプの場合
卓上タイプの食洗機で結露の原因として一番に考えられるのは食洗機と天井の距離が近すぎることです。
メーカーによりますが、設置型の食洗機には天井との距離の推奨の高さがあります。
大体のメーカーでは5cm〜70cmほどの高さを開けることを推奨されていますが、個人的には5cmで使っているお宅を見たことはありません。
もし推奨の高さをどうしても確保することができない場合は設置場所を変更するか、サーキュレーターなどを近くに置いて強制的に換気を促す方法が有効です。
また、食洗機の設置場所の上に吊り戸棚があるなど、食洗機と天井や壁の距離が近くなってしまう場合も要注意です。
特に木製の棚や壁は湿気に弱いので、結露をそのままにしておくと、カビたり変色したりする可能性があります。
どうしても食洗機の設置場所を帰ることができない場合は結露きちんと拭き取ることをおすすめします。
ちなみに食洗機利用時の蒸気はメーカーによって、蒸気扉の前から出るものと、上に出るものがあります。
設置する場所を考えて蒸気の出る方向も検討材料の一つに入れるておくことが大切です。
せっかく憧れの食洗機を購入したのに、結露で壁がだめになってしまった。
そんな悲しい思いをしないために、食洗機を新たに購入する時は設置場所をしっかり考えた上で購入したいところですね。
ビルドインタイプの場合
ビルドインタイプに多いのは排気口周辺が結露してしまうパターンです。
この場合考えられるのは食洗稼動時に食洗機のドアを確実に閉められていない場合です。
食洗機使用中はどうしても蒸気が発生するので、ドアに隙間があると漏れ出た蒸気で周辺が結露してしまうのです。
また、食洗機使用終了後にドアを閉めっぱなしにしていると庫内に残った蒸気で庫内が結露してしまいます。
使用後はできるだけすぐに食器を取り出し、ドアは少し開けておくことをおすすめします。
食洗機が蒸気でカビる!正しいお手入れ方法は?
食洗機でもう一つ気をつけなければいけないのが食洗機の中のカビです。
乾燥をかけていればカビはできないのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし食洗機の中はどうしても蒸気で結露しやすく、そのまま放置してしまうとカビが生えてしまうこともあるのです。
もし食洗機にカビがはえてしまった場合の対処法もお伝えします。
食洗機にカビが生えてしまった場合の掃除方法
用意するものは下記の5点です。
- ゴム手袋
- 塩素系漂白剤
- メーカー指定の食洗機用洗剤
- 綿棒や歯ブラシ
- タオル
塩素系漂白剤を使用するので作業は必ず手袋をつけて行いましょう。
- カゴや残菜フィルター、排水溝など取り外せるパーツを取り外します
- 取り外したパーツは希釈した漂白液に5〜10分ほどつけ置きします
- 庫内のカビが生えている部分には漂白剤を吹きかけるか、タオルに漂白液をつけて拭き取ります
- 細かい箇所は綿棒や歯ブラシを使って汚れを落とします
- 10分ほど経ったらつけ置きしていた食洗機のパーツを水洗いします
- 食洗機の庫内は水で濡らした別のタオルで漂白剤を拭き取ってください
- 全ての漂白剤を拭き取ったら、パーツを元の場所に戻し、食洗機用洗剤を入れてお手入れモードや標準モードで空運転〜乾燥まで行います
- 運転終了後すぐに食洗機の扉をあけて、内部を乾燥させて終了です
食洗機のカビ取りのNG行為
食洗機のカビを掃除するにあたって絶対にやってはいけないことがあります。
それは台所用洗剤を使って食洗機内を洗うことです。
台所用洗剤は食洗機用洗剤に比べて泡立ちが良いです。
しかし食器を手洗いする時には問題なく使える台所用洗剤ですが、食洗機で使うと溶け残りが出やすくなってしまうのです。
洗剤の溶け残りがあると、カビのエサになってしまうので食洗機内には専用の洗剤を使うようにしましょう。
また、キッチンまわりの掃除といえばクエン酸や重曹を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかしこの二つも溶け残りがでやすいため、食洗機の庫内の掃除には向いていません。
食洗機にカビが発生してしまった場合は漂白剤と食洗機専用洗剤を使うようにしましょう。
食洗機がカビないように気をつけたいこと
食洗機の内部はどうしても蒸気により水滴が残りやすく、カビやすい環境です。
しかし、普段からしっかりお手入れしておけばカビを未然に防ぐことができます。
カビを防ぐためには以下のことに気を付けるのがおすすめです。
- 食洗機使用後は扉をあけておく
- 食器洗浄が終わったらできるだけすぐ食器を取り除く
- 汚れがひどい食器は予洗いしてから食洗機にいれる
- 月に一度本体の洗浄、漂白を行う
食洗機内にカビがはえてしまうと衛生的にもよくないですよね。
普段のお手入れで蒸気による食洗機本体のカビの発生を防ぐことができるので、少し手間ですがぜひやってみてくださいね。
まとめ
- 食洗機は蒸気対策が必要
- 蒸気の出る原因は主に乾燥機能
- 乾燥機能を使わない、窓を開けて換気するなどで蒸気対策できる
- 対策をしないと食洗機の蒸気が原因で結露やカビになることも
- 食洗機には定期的なお手入れが必要
洗い物の手間が減って良いところだらけに見える食洗機ですが、蒸気による結露や、本体のカビなど思わぬトラブルが起こってしまうことがあります。
しっかり対策して安心して食洗機を使っていきたいですね。
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