離乳食に食パンを冷凍保存後そのまま解凍して食べていい?自然解凍はNG!

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食べ物

小さい赤ちゃんのいるお母さん。毎日の離乳食や冷凍ストック作り、大変ですよね。

ある程度月齢が進み、離乳食に食パンを取り入れようと考えているのではないでしょうか。

食パンは、そのまま手づかみ食べさせたり、煮て柔らかくさせたり、どの月齢にも便利に使えます。

どの家庭にも常備してあるので、手軽に離乳食に取り入れることができる食材です。

そんな食パン。賞味期限が意外と短く、そのまま置いておくと、気づいた時には、カビが生えていたなんてことも…。

そんな事態を避けるために、冷凍保存している方も多いのでは?

でも、離乳食として赤ちゃんに食べさせる時、冷凍後そのまま解凍して食べさせて大丈夫なのか、悩みどころですよね。

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに、冷凍の食パンをそのまま自然解凍して食べさせることはやめておきましょう。

忙しい毎日ですが、赤ちゃんの健康が一番ですもんね。

離乳食がはじまったと思えばあっという間に大きくなる我が子。

そろそろ本格的に遊びを覚える時期かもしれませんね。

こんなオシャレな積み木があるのはご存知ですか?

淡いカラーが可愛いベビーとマッチして、シャッターが止まりません笑

離乳食に食パンを冷凍した後そのまま食べるのは避けて!

まず、大前提として、食パンを長期保存するために冷凍することは、問題ありません。

では、本題です。離乳食に、食パンを冷凍したあと、赤ちゃんにそのまま食べさせてもよいのでしょうか?

答えは、「月齢によります」。

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに、冷凍の食パンをそのまま自然解凍して食べさせることは、おススメできません。離乳食初期の内は、必ず加熱するようにしましょう。

離乳食中期に入ってからは様子をみながら、そのまま解凍して食べさせてあげることも可能です。

では、なぜ、離乳食初期の赤ちゃんには、冷凍した食パンをそのまま解凍して食べさせてはいけないのでしょうか?なぜ加熱する必要があるのでしょうか?

なぜ離乳食には冷凍食パンを加熱した方が良いの?

ここでは、どうして離乳食として、赤ちゃんに冷凍した食パンを食べさせる時、加熱をした方が良いのか、詳しく解説していきたいと思います。

理由は、主に以下の3つです。

  • 殺菌するため
  • 消化を助けるため
  • アレルゲンを軽減させるため

殺菌するため

雑菌は色々なところにいますが、目に見えません。

食パンを冷凍する工程でも、雑菌は様々なところに潜んでいます。例えば、食パンを取り出す袋、ママの手、食パンを切るまな板、包丁、冷蔵庫…挙げだせばキリがありません。

そんな雑菌は、大人は大丈夫でも、抵抗力の弱い赤ちゃんには、食中毒を起こす危険性をはらんでいます。

食べる直前に加熱することで、そういった雑菌を除去することができます。

消化を助けるため

赤ちゃんは、大人と違い、胃や腸の働きが未熟です。

そんな赤ちゃんの胃腸の負担にならないように、離乳食は、加熱して、温かく、やわらかいものを食べさせてあげましょう。

そうすることで、消化を助けてあげることができます。

アレルゲンを軽減させるため 

離乳食初期の赤ちゃんは、まだアレルギーがあるのかないのか、わからないことが多いです。

赤ちゃんにもよりますが、加熱することで、アレルゲンを軽減して、症状を軽くできるものが多いとされています。

食パンの主成分は小麦です。食パンはすでに焼かれてできているので、加熱済みですが、離乳食初期の赤ちゃんには、念には念を入れて、食べる前にも加熱をしてあげましょう。

小麦アレルギーに注意して、最初は少量ずつ慎重に与えてくださいね。

食パンには、赤ちゃんのアレルギーに多いとされている、卵や乳成分が含まれていることもよくあるので、原材料を確認して、アレルギー症状が出現しないか、十分に注意することも大切です。

食パンを自分で作ってしまうというのもひとつの方法かと思います。

子供を3人子育て中の私ですが、子供達が離乳食を始めたころ、食パンの成分がどうしても気になってしまったので、自宅でホームベーカリーを使って作っていました。

材料も全て自分で選択でき、添加物なども入れないので、安心ですよね。

材料を入れて、ボタンを押せば数時間後には、フワフワな食パンが焼きあがるので、今でも重宝して使っています。

離乳食の食パンの選び方

続いて、離乳食に向いている食パンの選び方をみていきましょう。

全粉粒パンや、ライ麦、油脂成分の多いものは、消化不良なので避けましょう。

食パンではないですが、菓子パンなども避けた方がよいです。

赤ちゃんの離乳食の食パンは、塩分が低いもの、添加物少ないものが、選び方としては正解です。プレーンのものがよいですね。

離乳食後期以降は、ロールパンも食べられるようになります。

ただ、繰り返しになってしまいますが、原材料を確認して、アレルゲンに注意することが、安心な選び方です。

食パンの主成分は小麦ですので、小麦アレルギーに注意が必要です。

食パンには、他にも赤ちゃんのアレルギーに多いとされている、卵や乳成分が含まれていることもよくあります。

原材料を確認して、アレルギー症状が出現しないか、十分に注意してから、あげるようにしましょう。

離乳食の食パンの保存方法は?

そもそも、なぜ食パンは、冷凍保存がよいのでしょうか?どうして、常温保存や冷蔵保存は向いていないのでしょうか?

数年前、私が、初めての育児に奮闘していたころの話です。

頻回のおむつ替え、汚れものの洗濯、グズるのをあやし、永遠に続く赤ちゃんのお世話と、その合間の家事に追われて、買い物も週1回程度しか行くことができない時期がありました。

離乳食に食パンを使おうと思い立って、買ってしばらく経った食パンを袋から出したら、パンに付いている黒い点々を見て、ゾッとした経験があります。

みなさんも、同じような経験、一度はされているのではないでしょうか。

そんな光景もう見たくはないですし、赤ちゃんの離乳食作りの過程では、なおさら避けたいですよね。

食パンは、水分が多いので常温で保存すると、すぐにカビが生えてしまいます。

冷蔵保存は、逆に乾燥してぱさぱさになってしまうため、向いていません。

冷蔵庫は食パンに含まれるデンプンが劣化するとされる0℃~4℃であることが多いためです。デンプンが劣化すると、風味もなくなってしまいます。

しかし、デンプンは、0℃以下だと、劣化する速度がゆるやかになるので、冷凍保存は、美味しくキープする方法として最適なのです。

では、これから、離乳食の食パンの冷凍保存の方法と保存期限についてみていきましょう。

まず、下ごしらえで、食パンの耳を落として、やわらかい白いところのみ残します。そして、月齢別の離乳食作りに使いやすいサイズにカットします。

保存方法は以下の3つがあります。

  • ラップ
  • アルミホイル
  • 専用保存容器

ラップ

 最も定番ですね。手順はとても簡単です。ラップで食パンをぴったり包んで、保存袋に入れてから冷凍します。

アルミホイル

ラップよりも、おススメがこちら。アルミホイルは水分や、においを通さず、熱伝導もよいので、短い時間で冷凍することができます。

カットした食パンを、ぴったり包んで、そのまま冷凍庫に入れるだけです。保存袋は必要ありません。

専用保存容器 

食パンはやわらかいので、潰れやすいです。そんな心配がある場合、パン専用の冷凍保存容器もありますので、使ってみてもよいかもしれません。

保存時にかさばって邪魔になるかもしれませんが、つぶれてぺったんこになることを防いでくれます♪

保管場所に余裕があるなら試してみたいものです。

離乳食の食パンは冷凍ではどのくらい保存できる?

では、ラップやアルミホイルを上手に使って、離乳食用に冷凍した食パンの保存期限はどれくらいでしょうか? 

赤ちゃんが口にするものなので、あまりにも長く保存した古い食パンはあげたくないですよね。 

冷凍保存は1-2週間を目安にして、離乳食として食べさせてあげましょう。

1~2週間保存したものであれば、食パンの風味もそこまで落ちないので、美味しい離乳食として食べさせてあげられます。

離乳食の食パンはどうやって解凍する?

冷凍した食パンを、どのように解凍したら、美味しく離乳食に使えるでしょうか。加熱するにしても、何を使って、どのくらいの時間必要なのでしょうか。

解凍方法は以下の3つがあります。

  • 電子レンジ
  • トースター
  • フライパン

加えて、そのまま自然解凍することもできますが、離乳食初期は衛生的にあまりおすすめできません。

先程も書きましたが、離乳食は、食べる直前に、加熱することで、殺菌し、赤ちゃんの消化を助け、アレルゲンを軽減することができます。

電子レンジ

ラップにくるんである食パンを電子レンジで500W、10~30秒程度チンします。

あたため過ぎるとかたくなるので注意してください。様子を見ながら短い時間で少しずつ解凍していくことがポイントです。電子レンジのあと、トースターで焼いても美味しくできあがりますよ。

冷凍した食パンをそのまま利用して調理することもできます。

凍ったまますりおろし、きめ細かくして、白湯やミルクと一緒にレンジすれば、簡単にパンがゆの完成です。凍った状態からすりおろすので、分量も正確に作ることができます。

パンがゆ自体、冷凍できるので、製氷器や専用の容器で一回分ずつ冷凍しておけば、便利ですね。

凍った食パンを、いちごや、りんごなどの果物と一緒にチンすると、コンポートやジャムのようになり、とても美味しくできます

パンが水分を吸ってくれるので丁度よくできます。

トースター

トースターをあらかじめ十分に熱しておいて、高温で一気に焼き上げると、外はカリッと、中はモチっと仕上げることができます。

低温で焼いてしまうと、水分がなくなってパサパサになってしまうので注意してください。

フライパン

冷凍した食パンをフライパンでも解凍することができます。油をひかずに、凍ったままの食パンを、弱火から中火で何度かひっくり返しながら加熱します。蓋をすると、ふんわりした仕上がりになりますよ。

離乳食の食パンの月齢別の食べ方

ここでは、月齢別の離乳食の食パンのおススメの食べ方を、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」を参考に、紹介します!

それぞれ、目安量ですので、赤ちゃんの成長に応じて、少しずつ調節してあげてくださいね。

離乳食初期 (5~6か月)

この月齢では、一回あたりの食パンの目安量として、冷凍のままの食パンをすりおろして、水(または、ミルク)と一緒に必ず加熱し、すり潰したものを、ベビースプーン1さじ程度与えるとよいでしょう。

離乳食中期 (7~8か月)

離乳食中期では、食パン15~20gを細かくちぎり、水(またはミルク)と一緒に、念のため加熱したものを食べさせてあげましょう。

離乳食後期  (9~10か月)

この月齢では、食パン20~35gを1cm角に切ったものか、1×5cmのスティック状に切ったものを与えてあげましょう。

ここまでたくさん紹介してきましたが、手作りにあまりこだわりすぎるのもママの精神衛生上、心配です。

ときには宅配などのサービスも頼って、うまく乗り切ってくださいね。

まとめ

  • 離乳食に食パンを冷凍したあと、そのまま自然解凍して与えるのは、離乳食中期以降が望ましい
  • 離乳食初期に、冷凍した食パンをそのまま自然解凍せず、加熱するのは、殺菌するため、消化を助けるため、アレルゲンを軽減させるためといった3つの理由がある
  • 赤ちゃんの離乳食の食パンは、原材料覧を見て、全粉粒パンや、ライ麦、油脂成分の多いものを避け、塩分が低いものや添加物少ないものを選ぶ
  • 食パンは、常温保存だとカビが生えやすく、冷蔵保存だと乾燥してしまうため、冷凍保存が適している
  • 離乳食の食パンの冷凍方法は、ラップ、アルミホイル、冷凍専用保存容器があるs
  • 離乳食の食パンの解凍方法は、電子レンジ、トースター、フライパンがあり、加えてそのまま自然解凍もできるが、離乳食初期は衛生的におすすめできない
  • 離乳食の冷凍した食パンの保存期限は1-2週間を目安とする
  • 冷凍した食パンは、赤ちゃんの月齢に合わせて、食パンの大きさや調理方法を工夫して離乳食として用意する

冷凍した食パンを離乳食に取り入れることで、ママにとって、毎日の離乳食の準備を少しでも楽にして、楽しく笑顔で子育てできるよう応援しています!