冬の防寒とおしゃれに欠かせないアイテム、タイツ。ストッキングも含めてお仕事やお出かけに大活躍です。
特に寒い季節は毎日履いている人も多いのでは?
ですが、ヒールやパンプスと合わせてタイツを履くと、つま先が痛いと感じるトラブルも多いですよね。
さらに、着圧タイツでもつま先が痛くなってしまう人もいるようです。
せっかくのおしゃれなのに、痛みを我慢しないといけない、なんてことはできれば避けたいものです。
また、小さいお子さんがタイツを嫌がるのも、つま先が痛いことが原因だったりもします。
そこで今回は、冬のおしゃれを快適に楽しむためにも、タイツを履くとつま先が痛いと感じる方向けにその原因と対策をご紹介します。
今年の冬こそ、つま先が痛い、というトラブルから解放されましょう。
タイツを履くとつま先が痛いと感じる原因とは?
タイツを履いたときにつま先が痛いと感じる原因はいくつかあります。一つずつ当てはまるものがないか、確認してみてくださいね。
単に「縫い目」の部分が当たって痛いだけなら、つま先スルータイプのタイツに変えるだけで解決することも。
同じメーカーでも素材によって履きごこちも違うので、自分に合ったものが見つかると良いですね。
タイツのサイズが小さすぎる
もしあなたがタイツを履いたときのつま先の痛みに悩んでいるならば、まずは履いているタイツのサイズを確認しましょう。
実は、小さいタイツを履いている場合、腰まで上げるためにつま先にタイツの圧力がかかっている可能性があります。
そうすると、タイツの縫い目部分が足の指に食い込んでしまうため、痛いと感じてしまいます。
また長時間タイツを履いている場合にも、同様につま先に負担がかかりすぎてしまうため、つま先が痛くなることがあります。
マスクを長時間していると耳が痛くなるのと同じですね。
靴の中で足が滑ってしまう
タイツを履いたときに、ヒールのある靴を履くことは多いと思います。
ですが、靴の中ではタイツは滑りやすいため、つま先が靴の中で先端に当たってしまうのです。
特に靴のサイズが合っていないときにはより滑りやすくなり、つま先が痛いと感じる原因になります。
巻き爪や外反母趾などのトラブルが影響している
女性なら、どうしても幅の狭いパンプスやヒールの高い靴を履かないといけない場面がありますよね。
足に合わない靴を長く履いていると、巻き爪を起こしたり、外反母趾が発生したりします。
巻き爪は爪の端が内側に巻いてしまって皮膚に食い込み痛みを発生するものです。
外反母趾は足の骨格や形が変わってしまうことが原因で親指が内側へ曲がってしまうものです。
タイツを履くときにつま先を痛めないための対策方法
それでは原因が分かったところで、タイツを履くときにつま先が痛くならないような方法を見ていきましょう。少し対策するだけで、ぐっと快適になりますよ。
タイツの履き方に注意する
タイツを履くときはできるだけ丁寧に履きましょう。
雑に履くと、タイツがねじれたままなのに気が付かなかったり、強く引っ張りすぎてしまったり、なんてことも。
タイツが電線する原因にもなりますよね。
それでは一度タイツの履き方をおさらいしてみましょう。
タイツの丁寧な履き方
- ねじれていないかチェックします
- 腰の部分から片方ずつつま先までたぐり寄せて足を通しやすくします
- 少しずつタイツを太ももまで伸ばしていきます
- 両方の足が太ももまで通ったら最後は優しく腰まで上げていきましょう
- その後、タイツのつま先を少し引っ張って、たるませておくとタイツの圧力がかからなくなって、痛いと感じるのを防げます
このように、優しく履くことでねじれによる窮屈さからも解放されます。
つま先に余裕を持たせることができるので、つま先にタイツの圧力がかからなくなって痛いと感じるのを防げます。
大き目のサイズを選ぶ
タイツを購入するときにはサイズにも注意しましょう。
もしつま先をたるませる履き方ができないのなら、なおさらタイツのサイズが小さすぎるのかもしれません。
ワンサイズ大きいタイツであれば、つま先へ圧力がかかりすぎるのも防げますよ。
よくあるサイズ展開としては、S、M、Lという単一のサイズ表示と、S~M、M~L、L~LLのような複数のサイズ表示があります。
基本的に、複数サイズが表示されている場合は、大きいほうのサイズ表示に近い設計になっています。
タイツのサイズ選びは身長とヒップで決まります。普段Mサイズの服を着ているからと言って、タイツもMサイズとは限らない、ということですね。
タイツ製造の大手、アツギがタイツ・ストッキングのサイズ選びを分かりやすく表にしてくれているので、一度確認してみましょう!
下のサイズ表で、自分の身長とヒップサイズが交差する点が、適正サイズですよ。
例えば、身長が165cm、ヒップサイズが90cmの方はM~LもしくはL~LLのどちらでも大丈夫そうですね。
ゆとりをもって履きたいならL~LLサイズを選ぶとよいかもしれません。
靴のサイズを確認
靴の中でタイツを履いた足が滑ってしまう、つま先が靴の先端に当たってしまうといった心当たりがあるのなら、靴を買うときにタイツを履いて試着するようにしましょう。
靴下とタイツでは履き心地も全然違います。
特にタイツのときに履くことが想定される靴を買うときは要注意です。
ストラップ付きであれば足が固定されますし、かかとがきちんとフィットするものであれば靴の中で前に滑りにくくなりますよ。
靴下を履く
靴の中でタイツが滑ってしまうときのもう一つの対策としては、タイツの上から靴下を履くことです。
ヒール付きのブーツであれば、くるぶしまでの靴下を履いても見えづらいですし、つま先カバーソックスというものも売られています。
サイズ調整、滑り防止に役立ちますよ。冷え性対策になるのも嬉しいポイントですね。
こまめに爪を切る
つま先にタイツの圧力がかかりすぎないようにするためには、足の爪を伸ばしすぎないことも重要です。
足の爪は手の爪よりのびるのが遅いため、気が付いたらのびてしまっていることも多いですが、もしつま先が痛いと感じたら足の爪の長さも確認してみてください。
足の爪を短く保つことは衛生的ですし、短く切ることで他の靴の履き心地も変わってくるかもしれませんよ。
巻き爪を防止するためにも、正しい爪切りの方法も確認してみましょう。
おそらくほとんどの方は、手の爪と同じ感覚で切っているかと思います。
たとえば「三角切り」と呼ばれるような、爪の上部が三角形になる切り方や、「丸切り」という、手の爪でよく見かける爪の角が丸くなるように切る方法です。
上記の切り方をすると、皮膚に爪が食い込んでしまい、爪のトラブルを引き起こす原因になってしまいます。
そこで、足の爪にはもっと適切な切り方があります。
それが「スクエアオフ」と呼ばれるもの。
切り方は下記の通りです。
- 爪を横にまっすぐ切る
- 両端を少しだけ切る
- 爪の端をやすりで軽く削って整える
切ったあとの形が四角形になっていればOKです。
また、足の爪を切るタイミングとしては、お風呂に浸かったあとが爪が柔らかくなって、切りやすくなり、おすすめです。
足の爪は想像以上に硬いので、力をかけすぎて切りすぎてしまうこともあるので、要注意です。
便利タイツを使ってみる
世の中には5本指タイツやつま先が開いているタイプのタイツも販売されています。
5本指タイツであればタイツからの圧力が分散されてより楽に履けます。
つま先が開いているタイプのタイツは、もともとオープントゥパンプス向けに、タイツのつま先部分が切れているものです。
こちらもそもそもつま先部分にタイツがないので圧力がかかりません。
どちらも店舗・アマゾンや楽天等のネットで購入できますが、一般的なタイツよりも少し値段が高いことが多いようです。
また、実店舗では通常の5本指ソックスの取り扱いもそこまで多くないことがあります。
もしかしたらネット通販を利用したほうが、比較的安くまとめ買いができるかもしれませんね。
とにかく、あまり値段をかけずに対策したい!という方は、便利タイツ以外の上記で紹介した対策法を試してみてくださいね。
足のトラブルは早めに解決
もし巻き爪や外反母趾が原因と考えられる場合は、病院に行って対策しましょう。
巻き爪であれば皮膚科、外反母趾の場合は整形外科に相談です。
お医者さんに診てもらうことで、思ったより早く簡単に解決できるかもしれませんよ。
タイツでつま先が痛いときのNG防止策
つま先が痛いからと言って、自分でタイツのつま先部分を切ってしまう方もいるかもしれませんが、防止策としてはおすすめできません。
切った部分からタイツがほつれてきたり、電線しやすくなったりします。
また、洗濯や履いている間に切った先が丸まったりすることもあるようです。
どうしても痛い、すぐに解決したい場合のみにしておきましょうね。
もし切るのであれば、切った後の切り口に透明のマニキュアを塗っておくと比較的ほつれが防げるようです。
また、切る前にマスキングテープで補強しておくのもおすすめです。
ですが、ただでさえタイツは繊細なので、できるだけ長持ちさせられるように、他の防止方法を試すようにしましょう。
また、自分でできる防止策を講じても痛いまま良くならない場合には、放置せずにきちんと病院へ行きましょうね。
まとめ
・タイツを履いたときにつま先が痛いと感じる原因は、タイツのサイズが小さい、足が靴の中で滑ってしまう、巻き爪や外反母趾などの爪や足のトラブルがある
・つま先が痛いと感じたときの対策方法としては、大き目のサイズのタイツを履いてみる、靴のサイズに注意する、タイツを丁寧に履く、タイツの上から靴下を履く、こまめに爪を切る、5本指タイツやオープントゥタイツなどの便利グッズに頼ってみる、病院に行くといった方法がある
・タイツを切るのはNGです。ほつれたり丸まってしまうことがあるので、応急処置としてのみ切るようにしましょう
また対策をしてもつま先の痛みがよくならない場合にはすぐに病院へ。
以上、タイツを履いたときにつま先が痛いと感じる原因と対策をご紹介しました。
今度の冬はつま先の痛み知らずで、快適に冬のおしゃれが楽しめるといいですね!
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