チャンピオンの高いor安いパーカーの違いは?リバースウィーブって何?

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暮らし

チャンピオンのパーカーを買おうとしたら、

同じような物でも値段の違いが大きいのは何で?

インスタなどでカジュアル系のオシャレな着こなしを見て、チャンピオンのパーカー欲しいなぁ、とネットで物色してたら価格が高い物もあり、随分差があることに気づきます。

あまりにも安いと、偽物なんじゃないか?と不安になりますよね。

安いから全部偽物とかじゃなくて…素材や織り方や製造国の違いなんだよ!

チャンピオンのスウェット製品には、特許を取得したリバースウィーブという独自の製法や、生地作りから縫製までアメリカで行われたMADE IN USAシリーズなどがあります。

これらはオシャレ上級者の間でスウェットを選ぶ判断基準になっているんです。

高い物には訳がある!高い安いの違いは何かを一緒にひも解いて、最高の1着を見つけましょう!

チャンピオン製品で高い物と安い物の違いは?

さっそくですが、なぜチャンピオン製品は高い物と安い物の違いがあるのかを、いろんな要素を紹介しながらご説明いたしますね。

生地の素材

現在のチャンピオンのスウェット生地は、もちろんですが昔のように綿100%だけではありません。

環境に配慮して生産された綿やリサイクルポリエステルなどをミックスした素材で、乾きやすさを重視し、かつ型崩れを防ぎます。

他にもこんな生地のシリーズがあります。

  • ポリエステルにナイロンとポリウレタンをブレンドし、軽量性とストレッチ性を高め、裏起毛で保温性に優れた生地使用の「テックウィーブ」
  • 三者混と呼ばれるコットン、レーヨン、ポリエステルの混紡糸を使用した「トライブレンド 」
  • 通気性、ストレッチ性、保温性に優れた三層構造素材で、飛べるくらい軽い着心地の、機能性スウェット素材「ラップエアー」
  • 環境に配慮して生産されたサステナブルなアメリカ綿使用製品「USAコットン」

 など  

安いから全部偽物とかではなく、生地の素材や織り方や製造国の違いです。

比較的安い製品もチャンピオンはデザイン・耐久性・素材・縫製全ての細部にこだわっているため、着心地は十分ですよ。

過去にはなんとカシミヤ製で上下各10万円のスウェットのセットアップも販売されたらしいよ!

ブランドコラボ、直営店コレクション

他ブランドとのコラボレーション商品も多く、アパレルブランドの他にもコーヒーショップとのコラボレーションなど次々と人気製品を出しています。

直営店コレクションは、直営店かネット公式ストアのみでしか取扱いのない製品です。

直営店コレクションの特徴としては普段見かけないようなオシャレな柄物が多いですね。

こちらも通常製品に比べ、少し価格は高い傾向です。

MADE IN USA

チャンピオンらしい物づくりの姿勢を反映し、糸、生地、縫製、全てにおいてメイド イン USA(アメリカ製)にこだわったコレクション。

簡単に特徴を説明するとUSAコットンはざっくりとした風合いがあり、生地は肉厚です。

肉厚であるほどパーカーならばフードが立ち、オーバーサイズの着こなしでも袖のリブ地の上がくしゃっと溜まりにくい。

正面から見た時フードが肉厚で硬い方が決まるよね。

USAコットンは綿100%で使用されるので、洗濯で縮みやすいのでは?というところも気になりますよね。

そのため後でご説明するリバースウィーブ製法と掛け合わせになることが多いため価格も高い傾向です。

ヴィンテージ

ひとくちにヴィンテージと言っても、高い物も安い物も出回っています。

製造年が70年代から80年代の物が特に人気で、ここまで古いと状態の良い物悪い物がもちろん出てきます。

シミなどがついていると、ヴィンテージでも安い傾向にあります。(それでも基本は5桁ですけどね!)

綺麗な状態の70年代チャンピオンパーカーは、目の利くネットの古着屋さんで11万円で販売されていました。

数多くチャンピオンのヴィンテージスウェットが出回っているのは、

やはり生地が丈夫だからかも。

リバースウィーブ製法

この「リバースウィーブ」のワードはネットで物色していたら見かけた方も多いのではないでしょうか。

チャンピオンの歴史に深くかかわる、チャンピオンならではの製法です。

オシャレ上級者は「チャンピオンのパーカーを買うならリバースウィーブでMADE IN USAじゃないと買う意味がない」とまでおっしゃってました!

リバースウィーブはチャンピオンを語るには欠かせない製法と断言できます。

チャンピオン製品で高いパーカーと安いパーカーを比較してみる

チャンピオンの人気製品と言えばパーカー、スウェットですよね。

ここではジップ無しのパーカーを例にして、価格帯別になぜ高いのか、安いのかを素材、製法、製造国を比較しながら見てみましょう。

もしよければあなたも一緒にチャンピオン公式のオンラインストアでメンズかウィメンズのパーカーカテゴリを選んで見てみてください!

さらに、並べ替えから価格の低い順にし、その隣にある写真の表示も大きくしてみましょう。

こうすると「なぜ高いのか?少し安いのか?」が見えてくるんです!

参考:Champion公式オンラインストア

5千円台~8千円台

一番ベーシックなパーカーでは、現在公式ストアでメンズで6,490円、ウィメンズで5,390円が安いラインです。

特徴はとにかくシンプル。日常に取り入れやすい感じです。原産国はインドネシアなどでした。

一定の人からはシンプルがゆえに、もしかしたらダサいと思われるかも…というラインです。

8千円台~1万4千円台

このあたりで、直営店コレクション、ブランドコラボ、ベーシックな生地のリバースウィーブ製法のパーカーが登場してきます。

他には、ベーシックなパーカーにロゴを刺繍したものや、ジップ付きタイプのパーカー、バックプリントもしくはフロントプリントが施されていると値段が高まる傾向です。

よくあるカレッジロゴはその歴史からチャンピオンが先駆けと言っても過言ではないでしょう。

三者混(トライブレンド)素材のベーシックなパーカーや、スポーツ用テックウィーブのパーカーなんかもこの価格帯にありますね。

原産国は中国製、カンボジア製、インドネシア製など様々です。

1万5千円台~3万台

いよいよ大本命!?「高いパーカー」と呼ばれる価格帯はこのあたりでしょうか。

MADE IN USAも登場です。こちらはもちろんアメリカ製です。

USAコットンのベーシックパーカー、MADE IN USAでプリントやロゴ付き、MADE IN USA+リバースウィーブ…と色々機能性豊かになるほど価格は高いですね。

今風に肩をおとしてダボっと着たいなら、

MADE IN USAのボックスシルエットの表記を探してみて!

生地の厚みも価格に影響しており、オンスという単位で表記されています。

ちなみにですがベーシックなもので9オンス、MADE IN USAの超肉厚タイプで、12.5オンスでした。

現在公式オンラインストア最高値のパーカーは日本のメンズアパレルブランド「N.HOOLYWOOD」とのコラボレーション製品で35,200円です。

こちらはコラボレーション、リバースウィーブ製法、11.5オンスの厚み、立体裁断、裏起毛仕様、生地の面積の多さから価格は3万円を超えたのかもしれません。

やっぱりMADE IN USAのリバースウィーブに憧れる~!

公式ストア以外の安い製品は?

ネット通販や衣類量販店には5千円以下のチャンピオンパーカーやスウェット製品などがごまんと販売されていますが、すべてが偽物ということはないと思います。

そのショップで在庫処分で値下げしている可能性もありますし、最初から安く設定しているだけということもあります。

MADE IN USAの製品や、リバースウィーブの製品の本物が確実に欲しい!と思う方は間違いない公式ストアを使いましょう!

楽天市場やAmazonではチャンピオン公式ショップを探すといいですよ!Yahoo!ショッピングはブランド公式商品で絞り込んで表示をすると安心です。

チャンピオンのリバースウィーブはなぜ高いの?

引用 Champion公式オンラインストア

チャンピオンのリバースウィーブ製法の製品はなぜ価格が高いのでしょうか。

特徴、見分け方、楽しみ方の3点でご説明いたします。

ちなみに、リバースウィーブの製品は安い物でも標準価格で1万円を超えてきますよ。

リバースウィーブの特徴は?

Championがキング・オブ・スウェットシャツと言われる由縁1934年に誕生した不朽の名作

1934年、ニューヨーク州ロチェスターでアスリートのためのウェアとして誕生以来、時を超え、世代を超えて愛され続けている不朽の名作、リバースウィーブ®。

生地を横向きに使用することで縦縮みを軽減し、サイドリブが横縮み防止と動きやすさを実現しています。

引用:Champion公式オンラインストア

スウェットなどを作るとき、本来は縦方向に使われる生地を横方向に使用します。

それにより、洗濯などによる縦方向への縮みを防ぐことができます。

同時に、両脇にエクスパンションガゼットという、こちらは縦方向に使用した生地を使います。

こちらは横の縮みへの影響を少なくし、動きやすさにも配慮しています。

昔は化学繊維もなかったし、綿100%は縮みがちなのですごい発想だったのかも!

リバースウィーブの見分け方は?

チャンピオンのスウェットを着ている人がいても、リバースウィーブかどうかは遠目からは少しわかりづらいです。

見分ける方法は、タグの「Champion」と書かれているすぐ下に「REVERSE WEAVE®」と表記されていますので、タグを見るのが確実です。

ヴィンテージ物では赤単と呼ばれるリバースウィーブのタグがあるのですが、今でも高い価格で取引されています。

そしてもう一つは両脇のエクスパンションガゼット。生地の切り返しがあればリバースウィーブ製法、脇に縦に縫い目があればベーシックな製法と言えます。

ちなみに、スポーツラインのスウェット製品にはリバースウィーブは存在しません。

スポーツする時は、縮み防止ではなく伸縮性を重視したいところですので。

スポーツラインのスウェット製品は、速乾性にも優れたテックウィーブという製法のものが人気です。

私が持っているチャンピオンパーカー、肉厚生地で質がすごくいい!

もしかしてリバースウィーブでは?と確認しましたが違いました(笑)

リバースウィーブの楽しみ方は?

丈夫な生地のチャンピオンスウェットですが、買った最初のうちは新品を大事に着こなし楽しみましょう。

縮みにくいリバースウィーブも、もちろん数年経てばだんだん洗濯でよれてはくるのですが。

私には「リバースウィーブが大流行した時代に高いけど無理して買ったパーカーを、もう35年以上着ている」という年の離れたお友達もいます。

特にUSAコットンは綿100%なので、着こんで柔らかくし味を出していくのもまた一つの楽しみ方です。

リバースウィーブの製品を買うとなると安い買い物ではないのでじっくり選びたいですね。

まとめ

  • 同じように見えるチャンピオン製品の高い物と安い物の違いは、素材や織り方や製造国の違い
  • チャンピオンのスウェット生地は、生地が厚いほど、機能性を積んでいくほど価格は高い傾向にある
  • チャンピオンは比較的安い製品もデザイン・耐久性・素材・縫製全ての細部にこだわっているため、着心地は十分
  • ブランドコラボ、直営店コレクション、MADE IN USA、リバースウィーブなどは価格が高くなりやすい
  • 肉厚のUSAコットンは着こんで柔らかくし味を出していくのもまた一つの楽しみ方
  • これらの要素はオシャレ上級者の間でチャンピオンパーカーを選ぶ判断基準となっている
  • マニアの間では製造が70年代以降のヴィンテージも人気
  • リバースウィーブとは、生地を横向きに使用して縦縮みを軽減し、サイドリブで横縮み防止と動きやすさを実現したチャンピオン独自の製法
  • スポーツラインのスウェット商品にはリバースウィーブは存在しない
  • MADE IN USA製品や、リバースウィーブ製品の本物が確実に欲しいなら公式ストアを使おう

チャンピオン製品の価格の高い物と安い物の違いはこういった理由の積み重ねでした。

知識をひけらかすわけにはいかないですが、リバースウィーブを知っているだけでちょっと鼻が高い気持ちになりますよね。

私も次のチャンピオンパーカーを買うなら、MADE IN USAのリバースウィーブを検討しようと思います。

丈夫なチャンピオンのスウェット生地ですから、こだわって選んだ一着が、もしかしたら生涯のパートナーになるかもしれませんね!

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