ギターが欲しいけど、中古のギターを買ってみたい!どこで買うことができる?
中古のギターを買うときは、安い以外に何かメリットはある?中古だと長く使えるか心配…
中古のギターを買う際の注意点は?後悔する買い物は避けたい…
中古のギターはお手軽のイメージがある反面、初心者で買うのは少し心配ですよね。
実はどこで買うかによって、ギターの品質に差が出ることもあります。
また、中古のギターを買う際はそれなりにメリット、デメリットを比較する必要があります。
そのため今回は中古のギターをどこで買うのか、安い以外のメリット、デメリット、おすすめの選び方に関して紹介していきます。
ちなみに、中古のギターを買う際に不安だと感じている方は、中古ギター専門店や楽器店などで購入することをおすすめします!
ギターを中古で手に入れようと思ったらどこで買うのが正解?
それではここからは実際に、中古のギターを購入する際はどこで買うのがいいのかについて、紹介していきます。
初心者の方向けに、上から順におすすめの購入場所や方法を紹介していくので、「どこで買うか、何がいいのか分からない…」という場合は上から試してみてください。
それではいってみましょう!
ギターを中古で手に入れようとした場合、下記のような方法が考えられます。
- 中古ギター専門店、あるいは普通の楽器店に直接買いに行く
- 中古ギター専門店が運営しているサイトやアカウントから購入する
- リサイクルショップで購入する
- メルカリやネットオークションで購入する
中古ギター専門店、あるいは普通の楽器店に直接買いに行く
こちらは一番オーソドックス、かつ一番失敗が少ない方法です。
初心者の方で、どのようなギターを選んだらよいのか分からないという場合は、特におすすめします。
これはギターを選ぶ際の知識が少ないところを、店員さんに直接相談することで補うことが出来るためです。
ギターを選ぶ際のポイントやギターそれぞれの特徴、自分の手に合っているかなど実際に店頭で聞ける情報がたくさんあるので、ぜひ活用してみましょう。
加えて、中古ギターにありがちな品質の問題も、中古ギター専門店や楽器店で選べばそのリスクを大きく減らすことが出来ます。
なぜなら中古ギター専門店や、楽器店の場合は、ギターを売りに出す際は詳細にメンテナンスを行ってくれているので、品質が悪いギターに遭遇することが少ないからです。
仮にパーツなどが欠けている場合でも、店頭にその旨がしっかりと記載されているので、その場で確認することが出来ます。
また、最近の中古ギター専門店や楽器店の特徴として、中古ギターに対して保証を付けてくれているところもあります。
例えばイシバシ楽器店であれば、中古ギターへの補償として1年間の修理保証、島村楽器店でも6か月の保証がついていることなどが挙げられます。
もちろん中古のギターは一品物(過去に使用していた人の癖や、傷なども含めて)のため、完全に修理できるわけではないですがこうした保証があるのはとても助かりますね!
中古ギター専門店が運営しているサイトやアカウントから購入する
こちらは上記で説明した中古ギター専門店から、オンラインで購入する方法です。
このオンラインでの購入方法は、大きく分けて2つに分かれます。
それは実際に中古ギター専門店のサイトに行って購入する方法か、Amazonや楽天などの通販サイトで中古ギター専門店のアカウントから購入する方法の2つです。
上記でも説明した通り、中古ギター専門店のため品質は保証されているので、安心して購入することが可能な点は変わりません。
デメリットとしては、実物を目で見たり触ったりできないこと、店員の方から直接話が聞けないことなどが挙げられます。
特に実物を確認できないことは、弾いているときの感覚や重さ、大きさなどが想像しにくいことに繋がるので初心者の方は避けた方が良いでしょう。
逆に、既にギターを何本か持たれていて、自分の欲しいギターがどんなものか分かっている方であれば、とてもいい選択肢として言えます。
リサイクルショップで購入する
ここでのリサイクルショップとは、ブックオフや、ハードオフ、セカンドストリートなどを指しています。
こうしたところでは、皆さんもご存じの通り、不要になったギターを買い取って店頭に並べています。
リサイクルショップでもごくまれに、中古のギターに出会うことができます。
もしかしたら、新品よりもかなり安い値段で、中古のギターを手に入れることが出来るかもしれません。
気になる近場のリサイクルショップがあれば、一度覗いてみることも選択肢としては考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみにここでのデメリットとしては、ギターの品質が落ちてしまう可能性が捨てきれないことです。
リサイクルショップの店員の方は、上記の専門店の店員の方と比べると、そこまでギターには詳しくない方がほとんどです。
そのため、買取り時や店頭に出す際は傷や品質にチェックを行いますが、規格化された簡単なものですし、ギターのメンテナンスは行ってくれないこともあります。
こうしたことから、このギターが現在どういう状態にあるのかは、聞いてみても分からないということが起こる可能性があります。
また、リサイクルショップの特徴として、品質の水準も店舗間でバラツキがあることが、挙げられます。
これは店員さん個々人のギターに関する知識や、技術にバラツキがあることに由来しています。
こうしたことから、初心者の方で継続的に使えるギターを探している方には、おすすめできない方法です。
反対にギターの特性や性質を理解していて、「触って問題なく判断できる!」という方は、ぜひ試してみては?
もしかしたら、有名なブランドで安く手に入る中古ギターに出会えるかも?
メルカリやネットオークションで購入する
こちらは一番難易度が高く、問題ないギターに出会うことが出来る確率が一番低い方法になります。
よっぽどギターを見極める自信がない限り、購入することは避けるようにしましょう。
メルカリやネットオークションでは、個人が出品しているケースが多いことが、おすすめできない理由です。
個人で出品している場合は、ギターのメンテナンスをしっかりと行ってから販売してくれているのか分かりませんし、梱包や故障の有無の面でも不安が残ります。
また、オンライン上での情報確認や、やり取りになってしまうので、傷やサイズ、湿気によるギターの変形などの点をしっかりと確認することも難しいのです。
そのため、「本当にただ安いギターを、形だけでも購入したい!」という以外は利用することを避けていた方がいいでしょう。
ここまで、中古のギターを購入する際に、どこで買うかに関して紹介してきました。
様々な方法がありますが、初めて買う際はしっかりと調べて購入するといいですよ!
長く付き合うことのできるギターがみつかると良いですね。
ギターを中古で買う際に安い以外のメリットってあるの?
それでは中古のギターを買う際の、メリットやデメリットに関しても考えてみましょう。
中古=安い!というのが最初にイメージとして浮かびますが、実はそれだけじゃないんです。
これを読めば、新品のギターを買う方がいいのか、中古のギターを買う方がいいのか考える際の参考にもなります!
メリットとデメリットを並べてみて、購入前には検討してみてくださいね。
まずは中古のギターを買う際のメリットには下記のようなものが挙げられます。
- 購入時の金額が安い
- ギターによっては中古の方が音が響くことがある
- 珍しいギターが見つかる可能性がある
一方、デメリットには下記のようなものが挙げられます。
- 誰かがどれくらい使用したのか分からないので劣化度合いが分かりにくい
- 物によっては新品より、修理費用が高額になる可能性が高い
- 同じものは二度と手に入らない可能性がある
それではメリットとデメリットの詳細を細かく見ていきましょう。
メリット1:購入時の金額が安い
タイトルでも紹介した通り、中古のギターの一番の特徴は、その安さなのではないでしょうか?
初めて買うのには高い買い物に見えるギターも、中古で探せば少しは安いものに出会えることは事実です。
特に学生さんで購入しようとする場合や、初めて間もない場合は損したく無い気持ちから安い選択肢を探すもの。
中古でも良いギターに出会えれば一石二鳥と言えそうです!
メリット2:ギターによっては中古の方が音が響くことがある
この傾向はアコースティックギターによく見られる傾向です。
アコースティックギターは、木材でできているので、木材の乾燥が進むことや演奏して鳴らし続けることで全体がなじみ、時間が経つにつれてよく響く音が出ることがあります。
この音が鳴ることを「鳴り」と呼ぶそうですが、こうした理由から中古のギターでもいいものが見つかる可能性があります。
ちなみにアコースティックギターとは、電気を使わないギターのことを指します。
「電気を使わないってどういうこと?」と思われた方もいらっしゃると思うのですが、単純に弦が張ってあって、それを触るだけで音が出るギターのことです。
反対に電気を使うギターのことを、エレキギターと言います。
エレキギターの場合は、ギターにシールドと呼ばれるコードのようなものを指して、アンプと呼ばれるものに繋ぐことで音を出すことが出来ます。
こうしたギターの種類も分かっておくとどんなものがいいのか想像がつくようになりますね!
メリット3:珍しいギターが見つかる可能性がある
これは少し上級者編になりますが、珍しいギターに出会えることもあります。
ここで言う「珍しいギター」とは、廃盤になっているギターや、希少な素材が使用されているギターのことを指します。
こうしたギターに特に出会える可能性が高いのは、メルカリやネットオークション、リサイクルショップなのだそう。
ギターの希少価値があまり理解されておらず、安い価格で売り出されていることもあるので、そんなギターに出会ったら思わず買ってしまうこともありそうですね!
ただ、上記でも説明した通り、品質にバラツキがあったり、運送中に破損してしまう可能性もあるので、そのあたりは注意が必要です。
デメリット1:誰かがどれくらい使用したのか分からないので劣化度合いが分かりにくい
まず一番最初に気になるのは、だれがどれくらい使用したのか分からない点です。
購入するときは、中古ギター専門店や楽器店で購入すればメンテナンスはされていますが、そうは言っても劣化はしています。
こうしたことから、新品よりは問題なく使える期間は短くなってしまうこともあるのです。
長く付き合っていく楽器を買おうとしている時は、特にこの点に注意しておきましょう。
心配な方は店員の方にしっかりと聞いて、自分に合うギターを探してみてください。
デメリット2:物によっては新品より、修理費用が高額になる可能性が高い
こちらも中古のギターではあるあるの問題ですが、修理費用が高額になってしまうことがあります。
中古のギターの場合、先ほども説明したように劣化している箇所があることがあります。
また、ギターによっては、パーツがもう売っていない、作られていないなどの問題が発生することもあります。
それでも弾き続けたいという場合は、修理代もそれなりにかさんでしまうことがあるので注意が必要です。
そういう視点で見れば、新品よりも修理費を含めたトータルコストは高くつくこともあるでしょう。
「安い!」と思って買っても、結局は別のところでお金がかかってしまうということですね。
これは中古ギターならではの問題ですが、前もって防ぐことは難しいのが現状です。
そのため、中古のギターであまりにも希少価値が高いものを買う際は、あらかじめこのことは了承して買う必要があります。
こうした点も考えて、中古のギターを買う際は注意するのが良いでしょう。
デメリット3:同じものは二度と手に入らない可能性がある
これは意外と忘れがちですが、忘れてはいけないデメリットとして挙げられるのは、同じギターが二度と手に入らない可能性があるということ。
これは購入時に迷った時に考える点なのかもしれません。
先ほどから紹介している様に、中古のギターは前の持ち主がどれくらい使っていたのか、どんな癖があって弾いていたのか、などはまちまちです。
そのため、同じ型番のギターでも全く違った歴史を持っています。
その歴史から、壊れた時の修理の仕方も変わってきますし、メンテナンス方法も少しずつ変化するもの。
こうしたことから、一度手から離れてしまった、目の前で別の人に買われてしまったら、二度と同じギターは手に入らないと考えてしまってよいでしょう。
ギターも一期一会なので、中古のギターでこれ!と思うものがあったら、真剣に検討してみてもいいのかもしれませんね。
ギターを中古で買う際の注意点は?
ここまでは中古のギターをどこで買うのが良いのか、安い以外のメリットとデメリットに関して述べてきました。
ここからは、中古のギターを選ぶ際の注意点に関して紹介していきます。
中古のギターは、上記でも説明したように品質が物によって違ったり、壊れてしまうことがあったりと、新品よりも費用が掛かってしまうことがあります。
品質が悪いギターを買ってしまったら、泣く泣くすぐに買い替えるなんてことも。
そのため、いざ中古のギターを買おうとしても、どのような点に注目して買えばいいのかは疑問ですよね。
ということで、最低限ここはチェックして買った方が良い!という注意点を挙げてみたいと思います。
外見からわかる物と、実際に触ったり音を出して分かることの二つに分けて紹介します。
まず、外見からチェックする点としては、下記のようなものが注意点として挙げられます。
- ネックの状態
- トラスロッドの回転具合
- フレッドの減りと仕上げ具合
- 金属パーツのサビ、ギター本体への傷、割れ目、日焼け
ネックの状態
ネックの状態を確認するとは、詳しく説明すると、反っていたりねじれていないかを確認することを指します。
反っていたりねじれがあったりすると、いい音が出ず、演奏する際にも支障が出てしまいます。
良い音が出ないと、弾いていても楽しくないですし続けていく上でのモチベーションも下がってしまいますよね。
店頭で確認する際には、「ネック反り」や「ねじれ」などの表示の有無を確認するようにしましょう。
もしある場合は避けて購入した方が、後悔しない買い物ができますよ!
トラスロッドの回転具合
トラスロッドとは、ギターが反ってきてしまった際に、回して調整するためにある、ギターのパーツのことを指します。
ちなみに、ギターのネックの先についていることが多いです。
中古のギターでは、この部分のパーツがどれほど回されているのか必ず確認してみましょう。
上記でも説明した通り、中古のギターは前の持ち主がどれほど使ったのか分からないため、このパーツもかなり回されている可能性があります。
改造ではないのですが、前の持ち主が弾いている際に調整した結果、ギリギリまで回してしまっている場合も。
そうした場合は、今後はネックが反ってしまっても調整できないので、こうしたギターは避けることをおすすめします。
フレッドの減りと仕上げ具合
フレッドとはネックの上についている、金属の線のことで、そこを押さえることで音を変えることが出来ます。
中古のギターの場合は、誰かが弾いていたのでフレットがかなりすり減っていることがあります。
フレットが6割ほどまですり減ってしまっている場合は、弾きにくいですし音も詰まってしまうので、選ぶときには要注意です。
また、フレッドの端が出てしまっているものは、弾くたびに引っかかってしまうので、それも避けるようにしましょう。
金属パーツのサビ、ギター本体への傷、割れ目、日焼け
これは全体的に見て判断するようにしましょう。
金属のサビや本体への傷、割れ目があると音に影響が出てしまいますし、日焼けもギター自体の劣化を進行させてしまいます。
長く弾きたいと思うのであれば、こうしたギターは避けていきましょう。
次に実際に触ったり、音を出して分かる注意点には下記のようなものが挙げられます。
- ガリノイズ
- チューニング
- ネックの太さが手に合うか
ガリノイズ
ガリノイズとは、エレキギターの前に付いているつまみの部分(ボリュームを調整したり、トーンを調整する部分)などを回した時に、出る音のことを言います。
「ガリガリッ!」とした音が出てしまうので、そのままだと演奏にも支障が出てしまいます。
つまみの部分をいじってみても、その音が大きい場合は、避けることがおすすめです。
こちらはエレキギターのみ関係することではあるので、アンプに繋いで必ず音を確認するようにしましょう。
チューニング
チューニングを何度も行ってもすぐに音がズレてきてしまうギターにも注意が必要です。
店頭で確認する際は、チューナーなどで確認しながら音を合わせてみましょう。
その際に一度正しい音になってもすぐにズレてきてしまう場合は要注意。
ギターが劣化して正しい音が保てなくなってしまっている可能性があります。
こうしたギターも買わない方が無難です。
ネックの太さが手に合うか
これは意外に見落とされがちですが、大切なポイントです。
手の大きさは個人差があります。
また、ギターの太さも各々違うので、ギターは必ずネックの部分をもってしっかりと弦を押さえられるかは、確認するようにしましょう。
ギター自体に慣れてくれば、少し大きいネックでも弾けるようになりますが、初心者の方は弾きやすい大きさからチャレンジしましょう。
ちなみに私も昔自分でギターを買った時は、ネックを持って確かめてから買いました。
とても弾きやすかったことを覚えています。
自分の手に合うギターを、見つけて早く上達しちゃいましょう!
まとめ
- 中古のギターをどこで買うか迷ったら、中古ギター専門店や楽器店がおすすめ
- リサイクルショップは、上級者ならお宝ギターが見つかるかも
- どこで買うか迷ってもメルカリやネットオークションは、避けた方が無難
- 中古ギターの安い以外のメリットは、「鳴り」の良さと掘り出し物に出会えること
- 中古ギターのデメリットは劣化度合いが分かりにくいこと、高額な修理費用と一品物であること
- おすすめの確認事項は、見てわかるものと触れてわかるものの2種類
- 見てわかる確認事項はネックの状態や外見の傷、フレッドの減りなど
- 触れてみてわかる確認事項はガリノイズ、チューニング、ネックの太さ
みなさん、中古のギターを買う勇気は出てきたでしょうか?
今回は中古のギターをどこで買うか、中古ギターのメリットデメリット、おすすめの選び方に関して、紹介してきました。
上記で紹介したポイントをしっかりと押さえて購入すれば、楽しいギターライフをおくることができます!
ぜひ、自分に合った中古のギターを見つけてみてくださいね。
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