結婚前の貯金は言わない?貯金の平均額や気になる離婚時の扱い

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暮らし

いつか訪れるその日に備えて、結婚前から貯金をしておく方が多いと思います。

頑張って貯めてきた貯金、正直に言うべきか言わないでおくべきか・・・悩みますよね。

結婚した後はお金のことを共有するだろうし、相手の貯金額も知りたいところです。

そうなると、結婚前の貯金額を自分だけ言わないでおくのは、なんだか隠し事をしているようで気が引けてしまいますね。

そこで、結婚前の貯金額を言う理由、言わない理由について調査してみました!

結論として、言うか言わないかは人それぞれです。

ですが、言う派、言わない派にはそれぞれ納得できる理由があったのです。

他人には聞きにくいけれど、しっかり考えておきたいお金の話。

結婚前の貯金の平均額や、気になる離婚時の扱いまで、是非参考にしてみてくださいね。

結婚前の貯金は言わない?気になる本音と建前

いつか来る結婚に備えて、結婚前から頑張って貯めてきた貯金。

結婚相手には正直に言った方が良い?言わないのはアリ?気になりますよね。

結論から言うと、どっちもアリなのです!

だけど、貯めてきた貯金が多いほど、相手に言わないでおいた方が良い気もしてきます。

実際、結婚相手に本当の貯金額を伝えることは義務ではありませんが、隠しておくことになんとなく罪悪感がある方もいるかもしれません。

結婚前の貯金額を言う派、言わない派、それぞれの意見をまとめてみました。

言う派①相手の貯金額も知りたいから

結婚前の自分の貯金額をあえて開示することで、相手の貯金額を知ることが出来る可能性が高まります。

相手の事を知りたいならまず自分の情報を提供するというのは、相手の信頼も得やすくとても良い方法だと思います!

お互いの現状を把握することで、将来設計をどうしていくかを考える判断材料になります。

貯金が少ない場合でも、目標金額を設定して、毎月どれくらい貯蓄に回すかなど具体的に話し合いやすくなりそうですね。

言う派②相手に隠し事をしているみたいで嫌だから

これから結婚をする相手に対して、貯金額を言わないでおくのは隠し事をしているみたいで気持ちが悪い・・・という意見が見られました。

後ろめたい気持ちを感じるのは嫌だからという理由から、正直に伝えるというのもわかりますね。

また、自分が正直に貯金額を言うことで、相手に信頼してほしいという理由もあるようです。

実際に、話しにくいお金のことについて腹を割って話し合ったことにより、それまでより深い信頼関係につながったという意見もありました。

言う派③結婚後のお金のことを把握したいから

結婚には結婚式の費用や引っ越し準備だけでなく、子どもの教育費用、マイホーム購入費用など多くのお金がかかります。

貯金額を含めてお互いの経済状況をきちんと把握した上で、ライフプランを計画したいという方は多いはずです。

二人にいくら貯金があって、毎月の収入からどれくらいの金額を貯金に回せるのかなどを話し合っておくことで、お金の不安を解消したいという意見が見られました。

お互いの金銭感覚を比較するいい機会にもなりそうですね。

言わない派①自分の貯金をアテにされたくない

この意見は、結婚相手に浪費癖が見られる場合や、自分の貯金額が多い方に見られます。

自分が頑張ってコツコツ貯めてきた貯金を、結婚したからといって共有のものとして使われるのはなんだか納得がいかない・・・という気持ちもわかりますよね。

実際に相手に聞かれたとしても本当の金額より少なく伝えておくやり方もあるようです。

通常使っている口座とは別に隠し口座を持っていて、自分のお金はそこに隠しておくという方も多いようです。

私は結婚前この方法を取りました。私の方が貯金額が多かったので、何となく言うのが嫌だった・・・という気持ちがありました。

言わない派②万が一の場合に備えたい

どちらか一方が病気や怪我などで働けなくなって収入が途切れた場合や、もし離婚してしまった場合のリスクに備えておきたいという意見です。

結婚前から離婚のことを考えるのは・・・と思うかもしれませんが、離婚を前提に結婚する人がいるはずもありません。

そうなってしまった時に備えるためにも、結婚前の財産として貯金を残しておく方は多いようです。

言わない派③自由に使えるお金を残しておきたい

結婚後に生活費として家計を管理するために口座などを一本化する方も多いようですが、そうなると個人的な買い物はなかなかしにくくなってしまいます。

そんな時に自由に使えるお金として、別の口座に貯金を隠しておく方も多いようです。

結婚前の貯金をいわゆる「へそくり」として残しておいて、ストレス解消のリフレッシュの手段として使うという意見もありました。

言うかどうかはお互いの性格や状況にもよる

言う派、言わない派にも理解できる点があり、どちらが良いかは難しい問題です。

本来であれば包み隠さず貯金額を伝え合えることが理想ではありますが、実際にはそんなにシンプルにいかないケースもあります。

独身時代のお金の使い方が気になる、貯金している様子が見られない、という場合は敢えて言わないでおく方がトラブルを避けられることも考えられます。

アテにされたくないという意見とは反対に、自分に全く貯金がないのでそもそも言えない・・・という理由もありました。

ある程度の貯金額は伝えておくけれど、万が一に備えて実際よりも少なめに申告するというのが賢いやり方かもしれません。

結婚前の貯金の平均額は?いくらあれば安心できる?

結婚前の貯金の平均は約300万円!

結婚が決まった時点で持っていた貯蓄(結婚式の費用として使える額)は平均296万9000円。

引用 ゼクシィhttps://zexy.net/article/app000001009/

ゼクシィの「結婚トレンド調査2022」による調査では、結婚が決まった時点での二人の貯金額の平均は296.9万円でした。

この金額を多いと感じるか少ないと感じるかは個人差がありそうですが、結婚前にある程度まとまった額を貯金している方が多いという印象を受けました。

貯金の平均額は年代によっても変動しますので、初婚時の年齢が上がってきている昨今では、もう少し多くなるのではないでしょうか。

婚約~新生活スタートには500万円かかる!項目別節約ポイント

ゼクシィの調査によると、婚約から新生活のスタートまでにかかる費用の平均金額は510.7万円です。

貯金の平均額よりもなんと200万円も不足しているという結果になっています。

高い!!どうしてそんなにかかるの?

結婚費用というと挙式や披露宴といった結婚式の費用を思い浮かべると思いますが、実はその前後でも色々とお金がかかります。

何にどのくらいかかるのか、費用を抑えるポイントなどもあわせて紹介します。

婚約指輪・結婚指輪

婚約の証として夫から妻へ贈る婚約指輪。その平均金額が35万円。そのお返しに妻から夫へ贈る腕時計などの購入金額は平均13万円です。

更に結婚している証として夫婦がお揃いで付ける結婚指輪は、ペアでおよそ20~25万円となるそうです。

婚約指輪にはダイヤなどの装飾がされているものが多く高額になりやすい傾向です。

最近では婚約指輪を贈らない夫婦も少なくないようですが、ひとつのけじめとして形に残るものがほしいなどという理由から、8割以上のカップルが購入しているようです。

節約ポイント

婚約指輪を購入せずに、その分結婚指輪にお金をかけても良いでしょう。

指輪という形にこだわらずネックレスや腕時計などという「婚約記念品」を購入するケースもあります。

そのほか、婚約指輪と結婚指輪のセットで購入することで割引されることもあります。

セットリングは結婚指輪と重ねづけもしやすいので、婚約指輪を普段使いしたい方にもおすすめです!

両家顔合わせ、結納

お互いの家族を紹介しあう両家の顔合わせ。

ホテルのレストランや料亭などで食事をしながら、両家の親睦を深めることが目的となります。

その費用の平均はおよそ6万円で、9割以上のほとんどのカップルが両家顔合わせを行っています。

一方で、日本の伝統儀式としての結納ですが、実施したカップルは1割程度にとどまっています。

結納をしない最大の理由が、とにかく費用がかかることです。

その家や地域ごとの風習により、支度金や贈る物品の準備などは変わってきますが、平均でもおおよそ100万円ほどの費用がかかります。

節約ポイント

最大の節約になるのが、結納をしないことです。

現在では10組中9組のカップルが結納を行わず、両家顔合わせの食事会のみで済ませています。

両家の親族などと相談して、特にこだわりがないのであれば省略することで大きく節約につながります。

我が家は両親にも確認した上で、結納は省略しました。あとでトラブルにならないよう、事前に確認した方がいいですね。

新生活にかかる費用

新居の初期費用、家具や家電などの購入代金などにも費用がかかります。

賃貸物件の場合、初期費用として家賃の5倍程度の金額がかかると考えておきましょう。

そこへ家具や家電などの生活に必要な物の購入費用、引っ越し代も入れると100万円程度は用意しておいた方が良いでしょう。

節約ポイント

賃貸物件の場合、初期費用の大部分を占めるのが敷金・礼金です。

それぞれ家賃の1~2ヶ月分が相場となりますが、交渉次第で値引きしてもらえる場合があるので仲介業者などに相談してみると良いでしょう。

中には敷金・礼金なしという物件もありますが、その分退去時の費用が高くなることがありますので、注意が必要です。

そのほか、引っ越し代が高くなりがちな繁忙期(2~4月)を避けて引っ越しするという節約術もあります。

挙式、披露宴の費用

挙式、披露宴にかかる金額の平均はおよそ300万円です。

両家の親からの援助やご祝儀を加味しても、その半分以上は自分たちで負担する方が多いようです。

また、挙式、披露宴の他に二次会の費用や式場スタッフへのお心付けなど、式場に払う以外にも費用が発生します。

最初の見積もりよりも金額が高くなることも考えて、余裕をもって用意しておきたいところですね。

節約ポイント

結婚式の料金が安い1月や2月に利用すると、通常より費用を抑えることが出来ます。

選ぶ人があまりいない「仏滅」は割引設定している式場も多くあります。

そのほか、ムービーやペーパーアイテムなど、自作できる物は自分で作るという節約方法もあります。

結婚式場での挙式をせず、親しい人だけを呼んでアットホームなレストランウェディングもおすすめです。

新婚旅行

新婚カップルのおよそ7割が実施している新婚旅行。

この時しか経験できない新婚旅行、二人の大切な思い出作りのために後悔しない内容にしたいものですが、旅行先が海外となればその費用は高額になります。

節約ポイント

時期をずらして計画することもおすすめです。

結婚直後は結婚式や新生活スタートに色々と費用がかかるので、生活が落ち着いて余裕が出来た頃に改めて計画するのも良いと思います。

そのほか、航空チケットが安くなるオフシーズンにするなど、時期をずらすことは費用面でメリットが多くあります。

足りない分はどうする?計画的に貯金を作るには

節約をして費用を抑えても足りない分はどうしたらいいでしょうか?

親からの援助で不足分を補った方も多いようですが、援助が受けられなかった場合も想定して、やはり自分たちで貯蓄を用意しておきたいところですね。

コツコツ貯金をするためのポイントを紹介します。

①結婚費用のための貯金口座を作る

普段使う銀行口座とは別に、お金を貯めるための専用口座を開設します。

私もこの方法で結婚資金を貯金しましたが、今いくら貯金ができたのかを逐一確認できたので頑張りを継続させることができました。

結婚式をする時期と予算を決めて、だいたいこれくらい貯めておきたいという金額を出しておくと毎月の貯金額が分かって良いですね。

②支出の見直しをする

毎月の収入や生活費等を見直して、なるべく支出を抑えて節約しましょう。

無駄遣いを控えるのはもちろんですが、携帯電話を格安スマホに変える、公共料金の契約内容、利用中のサブスクリプションなどの固定費を見直すことも節約につながりますよ。

私が実践したのは、家計簿を付けることです!毎月何に使っているのか可視化することで、支出の無駄を洗い出すことができます。

③収入から先に貯金分を取り分ける

毎月のお給料などの収入があったら、使ってしまう前に貯金する分を取り分けておきましょう。

「残った金額を貯金に回す」というやり方はついつい無駄遣いしてしまったり、気がついたら残ってなかった・・・ということになりかねません。

私は手元に現金があるとついつい使いすぎてしまうタイプだったので、必ず先取りして貯金に回すようにしています。

先に別の口座に移しておくことで、簡単に使えなくなりますし、節約意識も高まります。

結婚前の貯金は離婚時どうなる?財産分与の対象になるのか

結婚生活を長く続けていく間に色々な問題が起きるかもしれません。

そんなとき、ふと離婚の二文字が頭をよぎることも・・・。

二人で貯めたお金、結婚前に貯めていた隠し口座、離婚したらどうなるの?

いざという時困らないために、気になる離婚とお金について調べてみました!

預貯金は財産分与の対象になる!

夫婦が結婚生活で協力して築いてきた財産については、二人で公平に分配することになります。

二人で公平に分配することを「財産分与」と言います

離婚時の財産分与の割合は原則共有財産の半分であり、財産分与の2分の1ルールとも呼ばれています。

離婚時の財産分与の対象になるのは、預貯金や現金のほか、不動産、保険金、自動車などが挙げられます。

専業主婦の方の場合でも、家事労働が夫の仕事と同等の価値があると考えられ、財産の半分を受け取るのが公平とされています。

財産分与の対象にならない預貯金もある

離婚時の預貯金などの財産は夫婦で公平に折半されます。

でも個人的にコツコツ貯めた貯金まで別れる相手に分けるなんて・・・なんだか腑に落ちない気がしますね。

結婚前からの預貯金や、結婚後でも親などの第三者から個人的にもらった財産は財産分与の対象にはなりません!

財産分与の対象となるのは夫婦が協力して作ってきた財産であり、結婚前から持っていた貯金は独身時代に築いたものとして、財産分与の対象から外れます。

相続などで得られた財産なども夫婦の協力とは関係のないものなので、これも財産分与の対象にはなりません。

夫婦の協力とは関係ない個人的な財産を「特有財産」と言います

結婚前からの預貯金であることを証明する必要がある場合も

結婚前から貯めていた貯金は、離婚時には相手に分ける必要は原則としてありません。

しかし、結婚生活が長期に渡った後に離婚する際、結婚前の貯金であることを証明できないと共有財産であると見なされてしまう場合があります。

普通預金で通帳も手元に残っておらず、口座開設から10年以上経過している場合は、金融機関にも過去の取引履歴が保管されていない場合が多いです。

そうなると結婚前からの貯金であることを離婚時に証明することが難しくなるため、共有財産とみなされ財産分与となる可能性があります。

それを防ぐためには、古い通帳はきちんと保管しておきましょう。

金融機関名や支店名がわかるページを含め、コピーを取っておくのも良いですね

また、定期預金にしておくと通帳上にきちんと履歴が残るので、結婚前からの財産であることを証明しやすくなります。

まとめ

  • 結婚前の貯金を言うか言わないかはその時の状況による
  • 結婚前の貯金は心配なら正直に言わない方が良い場合もある
  • 結婚前の貯金額の平均は約300万円
  • 貯金は早めに始めて計画的にコツコツ貯めておこう
  • 万が一離婚するときは結婚前の貯金は相手に分けなくても良い
  • 離婚時には結婚前の貯金であることを証明できるようにしておこう

結婚にまつわるお金や貯金についてご紹介しました。

ちなみに私自身は言わないという選択をしましたが、特にそれでも問題はありませんでした。

どの選択肢が正解かは夫婦によってそれぞれ違いますが、慎重に考えて後悔のないようにしたいですね。

自分が経験したからこそわかるのですが、結婚生活を始めるのはもちろん、それを継続していくのにも本当にお金がかかります。

貯金に対する意識が一時的なものにならないよう、長期的に継続していくことも重要になってきます。

節約を意識しすぎるあまり我慢しすぎてもストレスになってしまいますし、疲れてしまいますよね。

時には程よく自分たちのためにお金を使ったりしながら、上手に息抜きをして無理なく貯金を続けていきましょう。

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