身近なプラスチック製品というとペットボトルを思い浮かべますが、気がつくと他にもプラスチック製品は多く、私たちの生活に欠かせないものとなっています。
そのプラスチックに穴を開けるとしたら、何で開けますか
できることなら、お金をかけずに家にあるもので穴開けができるといいですよね
家にあるもので穴開けができそうなものだと、ハサミとかカッターとか、あと工具をお持ちの方はキリやドリルなどでしょうか。
家にあるもの以外にも100均で手軽に穴開けできるものがあります。
簡単に安全に綺麗になど、いろいろありますが、家にあるものを使って、どうやってプラスチックに穴開けができるのか、ご紹介していきましょう。
プラスチックに穴開けできる家にあるもの
穴開けと一言でいうと簡単そうですが、プラスチックも紙と同じで柔らかくて薄いものもあれば、硬くて厚みのあるものまでさまざまです。
穴開けたいけど、わざわざ道具を買いに行くほどのものでもないしと思ったことありませんか。
私は、プラスチック製品をキーホルダーにしたくて、何で穴開けしよう、どうしたら綺麗に開けられるかなど、よく調べもせずにやってしまったため微妙な結果になってしまいました。
プラスチックの厚み、用途など、穴開けする前に確認しておくと失敗は防げます!
身近にあるハサミやカッターで穴開けできるか
薄いプラスチック製品といえば、身近にあるのはペットボトルや、調味料などの入れ物があります。
家にあるもので切れるものだと、ハサミやカッターなら買わなくてもみんな持ってる道具なので、試すことができます。
これらの薄いものなら、うまく使えばハサミでも穴は開けられますが、綺麗な仕上がりとは言えない結果になります。
家にあるものでハサミを使うと、どこかに切り込みを入れてからでないと、穴を開けるのは少し難しいです。
平で真っ直ぐなプラスチック板なら、カッター板を敷いて、印を描いてカッターで切ることで、ハサミよりは綺麗に穴を開けることができます。
家にあるものでも、とりあえず穴は開けられそうです。
料理用の串を使っての穴開け
家にあるもので、先が尖っているものというと料理用の串があります。
家庭用で使う大根やジャガイモなど、火が通っているか確認する竹串や、最近ではアウトドアで使うバーベキュー用の串などがあります。
穴の開け方としては、串の先端をガスコンロなどで熱して、プラスチックに押し当てます。
ペットボトルくらいの薄いものであれば、熱で溶けて簡単に穴が開きますが、溶けたプラスチックの臭いが有害なので、室内なら換気扇のもとで、もしくは外で行うことをオススメします。
また、溶かして穴を開けるので、穴は空いても周りの形状はぐにゃっとした感じになり、綺麗な仕上がりにするにはサンドペーパーなどで軽く整える必要があります。
家にある工具類での穴開け
家にある工具箱の中を探してみたら、プラスチックに穴を開ける道具がいくつか見つかりそう
まず1つ、キリは皆さんご存知ですね。学校の授業などで使ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キリなら、手軽に安全に穴を開けることができますが、複数の穴を開けるとなると手動なので疲れてしまうというデメリットもあります。
他に、ドリルでも穴を開けることができますが、電動工具となると手軽ではないし、使ったことがないと穴を開けるだけなのにかなりの労力を使うことになります。
私の場合、電動工具を使うとしたら、薄いプラスチックでなく、厚みのある硬いプラスチックに使いますが、できることなら、もう少し簡単に穴を開けたいというのが本音です。
プラスチックに穴開けできる方法
ペットボトルくらいの薄いプラスチックであれば、家にあるもので穴開けだけはできそうなのが確認できましたね。
では、厚みのあるプラスチックに穴を開ける際に家にあるものでできるのか。
実際には少し家にあるものだけでは難しいので、道具を使っての穴開けをいくつかご紹介しますね。
簡単に穴開けできる方法
<はんだごて>
はんだごては、はんだを使って電子部品(基盤、ICチップ、精密機器)を接続する工具です。
料理用の串や、バーベキュー用の串などの先端を熱しても、穴を開けることができるとお伝えしましたが、複数の場合、穴開けのたびに熱するのは大変です。
プラスチックに複数の穴開けをする方法としては、はんだごてを使うことで速く簡単にできます。
はんだごてを使う際に、気をつけることは、とても熱いので火傷をしないように注意してください。
また、熱でプラスチックを溶かすので、有害ガスがでます。換気を良くして使ってください。
はんだごては、先端が細いもの太いものと色んなタイプがありますが、穴の大きさにあう使いやすいタイプをオススメします。
HAKKOのはんだごては、学校でも使われているので、安全に使えます。
<パンチプライヤー>
パンチプライヤーは、簡単にいうと紙などに穴を開ける穴開けパンチのようなものです。
プラスチックだけでなく、革製品や、布などにも穴を開けることができます。
これなら、熱源もないし、手を切ることもないので、簡単に安全に穴を開けることができます。
ただし、薄いプラスチックに限定されてしまうので、厚めのものに対しての穴開け方法としては向いてません。
パンチプライヤーいうとクニペックスが有名ですが、使うのに少しコツがいるかも知れません。
工具類を使って穴開けをする方法
<ミニルーター>
ミニルーターとは、ドリルと違って小型で手の中におさまる大きさの電動工具です。
主に研磨や切断ができ、彫刻などの細かい作業に適していて、ハンドメイド制作によく使われています。
ドリルと同様に刃先を変えられるので、用途別に選ぶことができます。
プラスチックの表面を削るようにして穴開けを行います。
握りやすくて手にフィットするので、とても使いやすいルーターです。
<アクリルビット>
これを使う方法は、電動ドリルが必要になり購入すると少し費用がかかってしまいますが、綺麗に穴開けができる方法です。
アクリルビットとは、アクリルの板に穴を開けるための専用の工具です。
ビットとは、ドリルの先端に取り付ける刃になり、それを電動工具に付けることで刃が回転して、穴を開けることができます。
実際に、アクリル板に開けられる穴の大きさは、3mm〜12mmまで選ぶことができ、用途によって使い分けられます。
電動工具への取り付けなので、電動工具が使えることが前提となりますが、使用方法を確認するととても簡単なので、ハードルが高いなと感じている方は、一度試してみると簡単さに感動するかもしれません。
ホームセンターで穴開けをする方法
最近は、すっかりDIYブームで、ホームセンターの中にも木材をカットしたりできる工作室がありますよね。
家に電動工具がなくてもホームセンターなら、ドリルを始め多くの電動工具が貸出されているので、好きなように穴開けができます。
持ち込みだと工作室を利用するにあたって有料になってしまうところもありますが、ホームセンターでアクリル板などを買った際には、空いていれば無料で利用することができます。
ホームセンターでアクリル板のカットサービスが利用できるお店は、カインズ、ビバホーム、コーナンがあります。
他のホームセンターで木材以外のアクリル板のカットサービスが利用できるお店があると思いますので、お近くのホームセンターでぜひ確認してみましょう。
プラスチックに穴開けできる100均で買えるもの
プラスチックの厚みによって、穴開けに使える道具の使い方もさまざまです。
電動工具のような大掛かりなものは100均では取り扱っていませんが、100均の中でも穴開けに使える道具があります。
穴開けたいけど、お金をかけたくない場合は、100均で買って試してみるのもいいですね!
100均で買える簡単に穴開けできるもの
<穴開けパンチ>
文房具の穴開けパンチですが、普通は紙に穴を開けるのに使います。
薄いプラスチックなら、穴開けパンチでも穴を開けることができます。
2つ穴だったり、1つ穴だったり、いろんなタイプがあるので自分好みのパンチを見つけてみてください。
<ピンバイス>
ピンバイスとは、レジンやプラスチックに手動で穴開けができるドリルです。
電動工具に取り付ける先端のドリルのような形ですが、手動でピンバイスを回してプラスチック類に穴開けをします。
100均で買える手頃なドリルなので、使いやすく簡単です。
こちらも用途によりいろんな種類があるので、穴の大きさ、プラスチックの厚みに合ったものをお探しください。
穴開けに使える工具類は何があるか
100均で買える工具って、どこまで使えるのかな?
本格的に使うなら、ホームセンターやしっかりした工具を買うことをオススメしますが、とりあえず試してみたいという方には100均工具でもいいかもしれません。
<ミニルーター>
100均では買えないだろうと思っていたミニルーター、実は100均で買えちゃうんです!!
残念ながら100円ではないのですが、1000円以下で買えるので、ミニルーターがどんな感じのものなのか試すには十分じゃないでしょうか。
先端のドリル部分になる刃先は、タイプ別で100円で販売されています。
<ドリルと差し替え式ドライバー>
100均でも差し替え式ドライバーが販売されており、ホームセンターだと1000円以上はするので、1000円以下で買うことができるのは、お得です。
先端を変えられるので、プラスやマイナスのドライバーの他にドリルの刃を差し替えることができます。
<はんだごて>
ホームセンターで売っているイメージですが、こちらも100均で買うことができます。
こちらも100円ではないのですが、550円(税込)で買うことができます。
ただ、使うだけなら100均でもいいと思いますが、穴開け作業に使うのにこだわりが出てくると、穴の大きさ、溶かす温度の高さなど、変わってきますので、用途にあったものを探しましょう。
まとめ
- プラスチックの穴開けは家にあるものでできる
- ハサミやカッター以外にも料理用の串やキリでも穴開けできる
- 電動工具は、小型のものでも簡単に穴開けできる
- 100均でもプラスチックの穴開けに使えるものが買える
プラスチックに穴を開けるのにお金をかけたくない、できるなら家にあるもので済ませたい、探してみると意外と家にあるもので穴開けができることがわかりました。
プラスチックの厚みや、穴開けの用途によっては、大型の電動工具だったり、ホームセンターで開けたりと少し大掛かりになってしまいます。
キーホルダーにしたりデザインしてみたりと楽しむ範囲であれば、道具類は安くそろうので、気軽に試すことができます。
強い力が無くてもできる穴開け方法や道具なので、ぜひ女性にも試して頂きたいです!!
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