留学に行くときにはスーツケースは何個必要なの?選び方のポイントは?

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暮らし

これから海外に留学に行くけど、スーツケースが何個あればいいのか分からず悩んでいませんか?

短期留学ならまだしも、半年以上の長期留学ならなおさら荷物も増えてしまいます。

例えば、日本食をスーツケースに入れて持っていく人もいますし、寒い国への留学なら冬服が必要なのでその分さらにかさばります。

私は1年間カナダに留学していた経験がありますが、初めての海外留学で何が何やら分からない状態から準備を始めました。

また、空港で何個までスーツケースを預けられるのか、どのサイズのスーツケースなら機内に持ち込めるのかなど事前に確認しておくことがたくさんあります。

そこで、留学に行くのにスーツケースは何個あればいいのか、またスーツケースの選び方や購入時の注意点など、留学準備前に知っておきたい情報をお伝えします。

留学に行くならスーツケースは何個必要なの?

スーツケースが何個必要なのかは留学期間を基準に考えると分かりやすいです。

スーツケースの大きさを表す数値はいくつかありますが、そちらはこの後の項目で説明しますね。

この項目では簡単な目安として何個必要かを紹介します。

留学期間:1~2週間

1~2週間ほどの留学期間であれば、スーツケースは1つで十分です。

サイズもそれほど大きなものは必要なく、よほどのことがない限り70L前後のものでOKです。

70Lあれば1週間分の荷物を詰めることができますし、留学先でも1週間に1回は洗濯ができることがほとんどです。

留学期間:1~3ヶ月

3ヶ月以内の留学期間なら、85L前後のスーツケースがよいでしょう。何個必要かというとこちらも1つで足りる人が多いです。

1週間分の衣類と生活用品、いつも使っている化粧品を予備で持って行く、などとすると、85Lがちょうどいっぱいになるくらいでしょう。

しかし、衣類がかさばっていたり、帰りのお土産のスペースを確保したいということであれば2つ持っていくと安心です。

留学期間:3ヶ月以上

3ヶ月以上の留学の場合は、85~100Lのスーツケースを2つ用意する人が多いです。

長期留学では季節をまたぐので衣類が増えたり、日本食を持って行ったりなど、荷物がどうしても増えます。

私が1年間の留学に行くときに使った航空会社ではチェックインカウンターで2つまで荷物が預けられるとのことでした。

そのときは、スーツケース2つと機内持ち込み用にリュック、ボストンバッグを用意しました。

もしくは、1つを100L前後の大きいものにして、もう1つは機内持ち込みができるサイズにする、という方法もあります。

留学先でできた友人も、みんなかなり大きいサイズのスーツケース2つで来たと言っていました。

また、機内に持ち込みができる液体の量に制限があるため、手荷物に入りきらないものはスーツケースに入れる必要があります。

100L以上のスーツケースとなると、荷物を詰めたときに飛行機の預け入れ重量制限に引っかかってしまったり、現地で持ち運びが大変になります。

留学用スーツケースを選ぶ基準は?

それぞれの留学期間でスーツケースが何個あればいいか分かったところで、スーツケース選びのときに知っておきたい基準をいくつかご紹介します。

また、スーツケースは一度購入すると長く使うことになるので、ネット通販ではなく店舗に行って実際に押してみたり、サイズ感をチェックすることをおすすめします。

私が留学に持って行ったスーツケースは、一つはもともと実家にあったものを借りたのですが、もう一つは自分で使うために店舗に行って購入しました。

そのときは下のような基準はあまり気にせずただ色がかわいいから、という理由で購入を決めたのですが、特にスーツケース本体の重さは気にしておいたほうがよいと思います。

基準①:容量

バックパックやリュックサックと同じで、スーツケースも容量をL(リットル)で表します。

一般的には1泊につき10Lが基準です。1週間の留学なら70Lで1週間分の衣類や生活用品を入れられます。

圧縮袋などを利用してコンパクトにすればよりたくさん荷物を詰められるようになりますよ。

基準②:サイズ

スーツケースを購入するときには、スーツケースの3辺の合計長さを確認しておきましょう。

幅(W)、高さ(H)、奥行き(D)の合計で機内持ち込みができるか、無料預け入れができるかが変わってきます。

2023年現在では一般的に、機内持ち込みができるスーツケースは3辺の合計が115cm以内、重さ10kg以内です。

また、チェックインカウンターでの無料預け入れができるサイズは3辺の合計が158cm以内、重さ23kg以内としている航空会社が多いです。

ちなみにJAL(日本航空)は3辺合計が203cmまで預けられるそう。

スーツケースメーカー各社でも、一番大きいスーツケースで157cmに収まるように作られているようです。

ですが、上記のように、特に預け入れ可能なスーツケースのサイズは航空会社によって異なりますし、時々条件が変更になることも。

航空券を購入したらまず規定のサイズを確認しましょう。

基準③:重さ

機内持ち込みや預け入れができるスーツケースにも重さ制限があります。

この重さはもちろんスーツケースに荷物を詰めた状態での重量なので、スーツケース本体が軽ければ軽いほど、荷物に重さを割くことができるようになります。

空港のチェックインカウンターで重量がオーバーしていると、超過料金が発生します。

簡易的な基準ですが、80~90Lのスーツケースいっぱいに荷物を詰め込むと、23kgギリギリになるそうです。

また、軽いスーツケースは持ち運びも楽です。

海外では公共交通機関ですらエレベーターやエスカレーターがないことが頻繁にあります。

荷物を詰めて重くなったスーツケースでも、できるだけ楽に持ち運びたいですよね。

基準④:素材

留学に持って行くスーツケースは、できるだけ頑丈なものがよいです。

スーツケースにはハードケースとソフトケースの2種類あります。

ソフトケースは布のような柔らかい素材、ハードケースは強化プラスチックが使われています。

日本の空港では少ないですが、海外の空港ではスーツケースを投げられるなどかなり乱暴に扱われることが多いです。

そのため、ハードケースを選んだほうが衝撃に強く、中身の荷物もしっかり守ってくれます。

基準⑤:防犯性

留学で心配なのが防犯面ですよね。

必ず鍵がついているスーツケースを選びましょう。

日本では空港で荷物が盗られることは考えにくいですが、海外ではスタッフが中身を盗もうとすることもあるそうです。

また、アメリカへ渡航する方は赤いマークが特徴のTSAロックがついているスーツケースが必要です。

9.11のテロ以降、アメリカの空港では預け入れのスーツケースをランダムに開けて中身を確認することが義務付けられています。

そのため、TSAロックでないと中身確認のときに壊されてしまうそうです。

TSAロックであれば、空港スタッフがTSA専用の鍵でスーツケースを開けるため、鍵を壊される心配がありません。

ヨーロッパなどアメリカ以外が留学先の人は、そこまで気にしなくて大丈夫ですよ。

基準⑥:キャスター

スーツケースにキャスターが何個ついているか、や、転がしたときの音を確認してから購入する人も多いとのこと。

キャスターが2個のものはスーツケースを斜めに引っ張って移動できます。

しかし、キャスターが4個ついていると、スーツケースを立てたまま押すこともできるので、扱いが非常に楽です。

留学のような荷物が多いときは、4つキャスターがついていたほうが移動しやすくておすすめです。

また、キャスターの素材によって、スーツケースを転がしたときの音が変わります。

プラスチック製とゴム製が一般的ですが、比較的静かなのはゴム製です。

さらに、衝撃を吸収したり静音効果がついているスーツケースも市販されているので、気になる人はチェックしてみてください。

留学に向けてスーツケースに中身を詰めるときのポイントと便利グッズ

スーツケースの購入も済んで、渡航直前になるとスーツケースに中身を詰めていくことになります。

私は普段使っているものを持って行きたかったので、中身を詰めたのは前日でした。

特に、長期留学でスーツケースを2つ持って行く人は、何が必要なのか、どのように配分するのかを考えながらパッキングするのが結構大変です。

あわせて、中身が多くなってしまったときのための便利グッズもご紹介します。

空港のカウンターで預けるスーツケース

空港で預け入れをするスーツケースは、紛失したり壊れたりする可能性があります。

現地ですぐ使いたいものやなくなると困るものは入れないようにしましょう。

<洋服>

留学に持って行く荷物の中で一番かさばるのが洋服です。

洋服は1週間分あればOKですが、長期留学なら少し先の季節の洋服も必要です。

私の渡航は10月で、カナダでは冬がすぐそこまで来ていたため日本で持っていた一番暖かい服を全部持って行きましたが、このパッキングが非常に大変でした。

また、結局冬用のダウンは渡航後に購入しました。

おそらくスーツケースに全部は入りきらないので、季節ごとに現地で買い足すことも考えておきましょう。

<機内持ち込みができない液体、刃物>

国際線では、機内に持ち込みができる液体のサイズが非常に厳しく決められています。

機内に持ち込むときのルールは下記の通りです。

  • 100ml(g)以下の容器に入った液体物で、容量1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に、余裕を持って入れてください。 ※100ml以下の容器であったとしても、透明のプラスチック製袋に入っていない場合は持ち込みができません。
  • 持ち込みにご利用できる透明プラスチック製袋のサイズの目安は、縦20㎝以下×横20㎝以下になります。マチ付きの物は容量が1リットルを超えてしまいますので、使用はできません。
引用 液体物の持ち込みについて(国際線)成田国際空港株式会社

女性は特にスキンケア用品、化粧品、シャンプーなどの日用品は普段から使っているものを持って行きたいという人も多いですよね。

対象となる液体物は食品も含めいろいろあるので、航空局安全部空港安全・保安対策課航空保安対策室が発行している規制の対象となる液体物リストからチェックしておきましょう。

また、カミソリやハサミなどの刃物も機内持ち込みができないので預け入れ荷物に詰めましょう。

間違えて機内持ち込み用に荷物に入れてしまうと、保安検査で没収されてしまいます。

私は渡航前の保安検査でカミソリを没収されました…。

<日本食>

私はスーツケースにスペースがなかったので荷物に入れなかったのですが、長期留学する人は日本食を中身に入れる人が結構います。

日本食が恋しくなるから、という理由の人もいますが、現地で調達するのは高いというのも理由の一つです。

ちなみに、日本からの留学生が多い国や地域では、一応現地でも日本の食材や調味料が購入できますよ。

荷物を詰める前に現地で生活している人のブログなども読んで、どんな食材や調味料があるといいのかはリサーチしておくことをおすすめします。

機内持ち込みをするスーツケース

機内持ち込みができるスーツケースのサイズはそんなに大きくないので、現地ですぐに使いたいものやなくなると困るものを詰めます。

液体は、持ち込めるサイズの容器に移し替えておきましょう。

  • 2、3日分の洋服
  • 1週間分の日用品、化粧品
  • パソコンの充電コードや充電器など
  • (もし持って行くなら)ドライヤーやヘアアイロン

身の回り品

機内には、規定サイズ内のスーツケースのほかに身の回り品を持ち込むことができます。

貴重品をまとめて入れましょう。

  • 財布
  • 携帯電話
  • スマホ用の充電器
  • 変換プラグ
  • パソコン

便利グッズ

パッキングに使える便利グッズをご紹介します。

<圧縮袋>

スーツケースによりスペースを作るなら圧縮袋は必須です。

冬服が小さくまとめられるので前日に足りなくなって買いに行ったくらい、私も重宝しました。

繰り返し使えますし、掃除機がなくても圧縮できます。

急いでいる場合でも、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できますよ。

<スーツケースベルト>

なくてもいいけどあると便利なのがスーツケースベルトです。

空港で困るのが、着陸後スーツケースがコンベヤに乗って流れてきたときに見分けがつきにくいこと。

スーツケースベルトがあれば、どれが自分のスーツケースか見分けがつきやすくなります。

また、万が一スーツケースが壊れて閉まらなくなってもベルトで一時的に留めておくことができます。

さらに、スーツケースから中身が飛び出るのを防いだり、空港のスタッフによる盗難のリスクも減らせます。

まとめ

  • 留学に何個スーツケースを持って行くかは留学期間による
  • 1ヶ月以内であれば70~80Lのスーツケースを1個、3ヶ月以内であれば85L前後のスーツケース1個、それ以上であれば100Lまでのスーツケースを2個
  • スーツケースを選ぶときは、容量、サイズ、重さ、素材、防犯性、キャスターに注目するとよい
  • 預け入れ用のスーツケースには洋服や液体、日本食などを入れる
  • 機内持ち込みをするスーツケースには、なくなったら困るもの、ついてすぐに使いたいものを入れる
  • 身の回り品として貴重品はまとめて機内に持ち込む
  • 圧縮袋やスーツケースベルトはあると便利

以上、留学に行くのにスーツケースは何個必要なのか、スーツケースを選ぶ時のポイントや中身の詰め方などご紹介しました。

留学前は不安なことが何個もでてきますよね。ですが、渡航してみると意外と何とかなることが多いです。

実りの多い留学生活になるとよいですね。

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