あなたは家に水を備蓄していますか?水は一般的なペットボトルだと1~2年くらい賞味期限があるので数本は常備している方も多いと思います。
せっかく備蓄していた水の賞味期限が気付くと切れている、なんてこともありますよね。
長期保存水は賞味期限が長く、一度購入すると数年は保存出来て、防災グッズとして心強い味方です。
水は万が一の時の備蓄品として欠かせません。出来たら保存性の高い安全なものがいいですよね。
備蓄に便利な長期保存水と普通の水では何が違うのでしょうか?
長期保存水と普通の水で何が違うかは容器に秘密があります。
普通の水と長期保存水の何が違うのか知って、防災グッズを購入する時の参考にしてください。
また、備蓄品におすすめの長期保存水についても紹介します。非常時に慌てないよう備えちゃいましょう。
長期保存水と普通の水は何が違う?
長期保存水について説明しましょう。長期保存水とは、賞味期限が5~10年と長い殺菌処理された水のことをいいます。中には15年も賞味期限がある物もあります。
一般的なペットボトルの水が1~2年ということを考えると、費用の面から考えてもお得かもしれないですね。
何が違うのかと言われると、圧倒的な賞味期限の長さです。賞味期限が長いと保管する時に安心ですよね。
また、普通の水同様に防腐剤や保存材を使っていないので品質も安心です。
味についてですが、長期保存水はマズイという印象を持っている方もいるかもしれません。
一般的なペットボトルの水と味は何ら変わらなかったです。味に違いは感じられませんでした。
では、長期保存水は普通の水と何が違うのでしょう?
じつはペットボトルの容器に違いがあるのです。
経済産業省の所轄する“計量法”という決まりがあり、例えば500mlの内容量が表記量より2%減っていれば違反になってしまいます。
多くのペットボトルの水は、販売している時の内容量が表記されている量より、分子レベルの目に見えない小さな穴から蒸発で減っています。
減っていく量は、ごく少量ですが容量が減って、計量法違反にならないようにするために賞味期限を設けているのです。
それに比べて、長期保存水はペットボトルの容器自体に厚みがあり、水の蒸発を防いでくれます。
また、ペットボトルの小さな穴を通じて、周囲の匂いがうつり、風味を損なってしまいます。
長期保存水の容器の厚みは、匂いうつりも防いでくれます。
つまり、水としての品質は長期保存水も一般の水も変わりないのです。
何が違うのかというと、容器であるペットボトルの“厚み”です。厚みがあることで、長期保存水の容器は強度もあります。まさに備蓄品には最適ですね。
長期保存水は何が違う?!おすすめの保管方法
長期保存水は、あらかじめ殺菌処理をして完全に密封されているので長持ちするようにできています。
さらに、この長期保存水を備蓄品として保管しておくのに大事なポイントを紹介します。
- 保管する場所をなるべく冷暗所にしておく
- 近くに洗剤などのニオイの強いものは置かないようにする
- 長期保存水の入っている段ボールをなるべく開けないようにする
- 賞味期限が分かりやすいようにしておく
- 非常時の際に目につきやすい場所に置くとよい
これらの事に気を付けて頂けると、備蓄品として上手に使いまわしていけるのではないかと思います。
また、目につきやすい場所に保管することは大事ですが、非難するときに邪魔にならないようにしておくことが大事です。
ちなみに長期保存水の入っている段ボールは一般のペットボトルの箱と違いがあります。何が違うかというと、持ち手用の穴がないのです。
隙間がないので遮光や防虫、ゴミが入るのを防いでくれる役割があります。
飲むまでは、箱を開封しない方が良いでしょう。
賞味期限が分かりやすいと、買い替えの時に慌てることもありませんよね。ローリングストック法で余裕をもって保管していけますよ。
ちなみにローリングストック法とは賞味期限を確認して、古い物から消費して新しい物を買い足す方法です。
ローリングストックをして何が違うかというと、いざという時に慌てなくていいことです。非常時は店頭からも商品が消えてしまい焦ることもあります。
また、もし賞味期限が過ぎてしまっても、捨てないで活用してくださいね。トイレや食器洗い、植物の水やりなど使用用途は色々あります。
長期保存水は何が違うかというと、賞味期限が長いので慌てて消費するということが減ってよいと思います。
長期保存水は何が違う?!備蓄品選びのポイント
長期保存水も色々な種類が販売されていて、選ぶのに目移りするんではないでしょうか?
普通のペットボトルと何が違うかを知って購入する時のポイントを押さえておきましょう。
水は軟水の物が飲みやすい
水は1ℓあたりのカルシウムとマグネシウムの含まれている指標を硬度という数値で表しています。
WHOによると、120㎎以下のものは「軟水」、㎎以上のものは「硬水」と分類しています。
硬水はミネラルが豊富なので非常時には水からも摂取できるというメリットがあります。普段から飲み慣れている方なら硬水もいいですね。
日本は水道水など日常的に軟水を飲んでいる方が多いです。
特に高齢の方や小さなお子さんには軟水の方が体への負担が少ないです。
普段、お店で購入できるペットボトルの商品は軟水が多いです。
普段飲み慣れている物の方が、非常時にもストレスを軽減してくれるでしょう。ですので、備蓄品としても軟水を選ぶのがお勧めです。
保存できる期間と値段の兼合い
長期保存水は一般的なペットボトルと比べて何が違うかというと、賞味期限が5年、7年、10年、15年と長くなっているところです。
長持ちする物は値段は高いですが、備蓄品として買い替える頻度から考えると、長く保存できる物がコスパが良かったりもします。
備蓄品を点検する頻度や金額などを考えて購入するのがポイントです。
非常用持ち出し袋の中身
備蓄品の準備をする方は、非常用持ち出し袋にも長期保存水は欠かせないと思います。非常用持ち出し袋には緊急用として500mlを用意するのがいいでしょう。
移動する時に2Lの物は重いですし、開封したら衛生面から考えて早めに飲んだ方がいいです。
ただし、コスパ面を考えると500mlは2Lより割高です。
ペットのための長期保存水
ペットには体への負担を考えて人間の飲料用の水の中でも硬度の低い60㎎以下のものを与えることがポイントです。
硬度の高い物は、結石の原因になります。長期保存水の中には、ペット用の物も販売されていますよ。
何が違うかというと、硬度が0なので、結石予防になります。もちろん、5年以上の保存ができます。
以上、長期保存水を選ぶポイントをまとめてみました。
まとめ
- 長期保存水は普通のペットボトルに比べて何が違うかというと容器に厚みがあるので、長期の保管に向いている
- 長期保存水の味は市販の水と変わらない
- 保管は冷暗所で段ボールから出さないほうがよい
- 長期保存水の段ボール箱は何が違うかというと持ち手用の穴がないので光や虫、ゴミを防いでくれる
- 軟水のほうが高齢者や子供の体に優しい
- 必要量に備えて備蓄しておく
我が家は長期保存水を含めた備蓄品を東日本大震災のあった毎年3月に点検するようにしています。
点検する日にちをあらかじめ設定しておくのも、長期保存水を含めた備蓄品の賞味期限や内容物の確認ができて良いでしょう。
長期保存水が一般的なペットボトルの水と何が違うか分かっていただけたら幸いです。
長期保存水で少しでも備えを万全にできると、いざというときに心強いですよね。
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