皆さんはアウトドアがお好きですが?山登りなどの楽しいひと時に欠かすことができないものといえばリュックですよね。
軽量なのに沢山の荷物をまとめることが出来るリュックはアウトドアのキーアイテムです。
最近ワークマンが女性向けとして発信したことをきっかけにファッションとしてもリュックは注目されています。
元々機能的で便利ですし、今やスポーティスタイルは流行の最先端ですね。
じゃあリュックを持って、さぁ行こう!
…と、その時。なにかふと邪魔なものが目に入りませんか?
そう「紐」です。なんなんですかね、あの妙に余って存在を主張する部分は。
子供は紐を踏んづけそうになっているし、背負う時に挟まるは絡むは…
どうにかまとめる方法はないものでしょうか?…そんなあなたのために紐をまとめる方法をお教えします!
リュック紐をまとめる格安アイテムを大紹介!
まずはリュックの紐を見てみましょう。このブラブラした所をひと思いに切りたい!…という衝動にかられる方はまずはグッと堪えて下さいね!
確かに簡単な方法ですが流石に切るとなるとリュックの本来の形を損なうことにもなります。折角のカッコいいリュックが台無しなるなんて嫌ですよね。
どこかに余分な紐をまとめてくれる方法はないものでしょうか。
実はあるのです。あなたの街にきっとある、物価高にも揺らがない私たちの生活の味方…そう、100均にね。(勿体つけるな)
簡単かつ100均などのワンコインストアで入手できるコストのかからないアイテムとそれらを活用したリュック紐のまとめる方法を紹介します。
シリコンマグネットクリップ
あなたは商品のお名前を聞いたことがありますか?よくあるホワイトボードや冷蔵庫にプリントを貼るマグネットとは違います。見た目にはクリップや洗濯バサミに似ていますね。
お手軽なのはお値段だけではありません。リュックの紐をクルクルっとするだけで簡単に出来てしまうのです!
1.クリップにリュックの紐の先端を巻き付ける
2.そのままくるくると巻き上げていく
3.丁度いい長さまでまとめてクリップで挟む
4.完成!
手間要らずですぐに出来てしまう、とても便利なアイテムであるとわかっていただけましたでしょうか?
ただし1つだけですが難点があります。それは柔軟性がやや欠けているという点です。
どういう意味かと言うと、要はまとめられる紐の厚みに限りがあるという点です。
極端に生地の厚みがある場合は挟みきれないかもしれません。逆に厚みが薄い場合にはしっかりと挟むことが出来ないリスクもあります。
もちろんリュックの紐をまとめる程度の生地の厚みは大抵問題はありませんが、他のアイテムと比較するポイントの1つだとお考えいただければと思います。
シリコンコードバンド
あなたにもお馴染みの、いわゆる結束バンドの類いですね。一度は手にされたことや見たことのある方もいると思います。
こちらも100均やセリアなどで購入可能であり、また複数個にまとめて販売されているお買い得品です。
ご自宅にご家族全員のリュックがある方はもちろん、複数種類をお持ちのあなたにとっても大助かりですね。
方法は先程は見ていただいているシリコンマグネットクリップにとても似ていて、どちらも簡単です!
1.リュック紐の先端にコードを通す
2.そのままくるくると巻き上げていく
3.最後にバンドを穴に通して軽く引っ張る
4.余ったバンドはリュック紐をまとめて出来た層の真ん中に差し込む
5.完成!
シリコンコードバンドは長さの調節が出来る上に素材が丈夫ですのでかなり頼り甲斐のあるアイテムになります。
ただし小さいお子さんが自分でリュックの紐をまとめる時には注意が必要です。
少し難しいですし、何より硬い素材ですのでうっかり手を怪我をしてしまうかもしれません。大人の方がやってあげてくださいね。
フリーカットの面ファスナー
所謂マジックテープです。こちらも100均でご購入いただけくことのできるアイテムになります。
1.リュック紐の太さに準じて必要な長さにカット
2.リュック紐をくるくると巻き上げる
3.面ファスナーでまとめる
4.完成!
紐をまとめる手順的にもより簡潔な感じになりますね。あらゆる太さのリュック紐に対応できるという点でも頼もしいアイテムです!
ただ唯一難点を挙げるとするならばコードバンドよりも目立つ、という点になります。
あからさまにまとめている様に見えたくない、というあなたには面ファスナーより細身のコードバンドをお勧めします。
ウェブドミネーター
定価は400-700円、アメリカのミリタリーショップが由来のアイテムになります。私もあまり馴染みのない名前でした。しかしこのアイテムは簡単にリュックの紐をまとめてくれるのです。
形としてはベルトのバックルに似ています。またやり方もシリコンコードバンドとほぼ一緒です。
1.穴にリュックの紐を通す
2.ウェブドミネーターを巻き込むようにくるくる巻き上げる
3.ウェブドミネーターに付属するゴム紐でリュックの紐を括る(くくる)
4.完成!
他のアイテムと違いリュック紐をはさんでまとめ、最後に付属のゴムバンドで縛るという一手間が加わりますが、作業自体は簡単に出来ます。
ただあえて難点を挙げるとするならば、やはり値段が100均に比べて少し高くなることになりますね。
またミリタリーが由来ということもあり見た目のコンパクトさには欠けており、やや大きくてイカツイ仕様となっております。
リュックのデザインにそぐわないなどもありますので、逆にカッコいい!もしくは気にならないよ!…という方以外はご注意ください。
ヘアゴムもしくは輪ゴム
もはや日用品代表と言っても過言ではありませんよね。髪の長い方はもちろん、既にご自宅にあるよ!…という方もおられると思います。方法もこれまでの中で最もシンプルです。
1.リュックの紐をくるくる巻く
2.まとめた紐をゴムで縛る
3.完成!
ただし簡単になる分少しだけ難点もあるので忘れずに押さえておきましょう。
- 強度が弱い
- すぐに解けやすい
以上を踏まえると、どちらかといえば一時的な補強のつもりで選択すべき方法かもしれませんね。
以上についてまとめましたので、リュックの紐を100均の格安アイテムでまとめたい場合や、耐久性を重視したい場合などあなたのお好みでご検討くださいね♪
商品名 | 子供にも簡単 | 耐久と持続性 | 100均で購入可能 |
---|---|---|---|
シリコンマグネットクリップ | ○ | ○ | 可能 |
シリコンコードバンド | △ | ○ | |
フリーカットの面ファスナー | ○ | ○ | |
ヘアゴム | ○ | × | |
ウェブドミネーター | △ | ◎ | 不可 |
リュック紐はスッキリまとめるに限る!切る前に知りたい役割とは
さてここまでリュックの紐が邪魔だ!…という前提に立ち、格安アイテムで出来るスッキリとまとめる方法についてご説明してきましたね。
一思いに紐を切った方が早くない?
…なんて考えて、今この瞬間台所や道具箱などからハサミを用意しようとしているあなた…どうか早まらず、そのままそっと手から離してください。
ここではっきりとお伝えしたいことがあります。みなさんにはリュックの紐をバッサリ切ってしまうことはやめていただきたいということなのです。それは何故なのでしょう?
そもそもリュックは登山などのアウトドア向けのアイテムです。
つまり私たちが活動するにあたって体の動きを邪魔しない、負担の軽減を考えられた構造になっています。
リュックの紐は「ショルダーハーネス」と呼ばれる部位になります。ショルダー、つまり肩から背中にかけてリュックの本体をピッタリとフィットさせる為の部位なのです。
やたらに長いだけの紐なのではなく、ちゃんと意味がある部位なのですね。スッキリしたい気持ちはあっても安易に切ってしまってはダメなんです。
もしパツンと紐を切ってしまうと適切な長さに調節が出来なくなり、リュックは十分な支えを失って肩からぶら下がった状態になってしまうのです。
多くの荷物をまとめるとリュックの重さがどうなるのか…想像は難しくないと思います。それらが一気に肩にのしかかるのです。
さらに背中に接する面が減ることで肩一点に重心がかかってしまう、つまりリュックによって肩が引っ張られている状態になるので必要以上の負担がかかってしまいます。
アウトドアから戻ったその日の夜、肩に激痛が走って眠れない長い夜になってしまうかもしれないのです。聞くだけでもウンザリですよね。
ですのであなたもリュックの紐が邪魔に感じた時には切ってスッキリするという選択肢を出来るだけ避けて、まとめるようにしていただきたいと思います。
リュックの紐は邪魔になるだけ?日常に潜む意外なリスクとは
さてここまでは散々リュックの紐が邪魔だ!…という前提でまとめる方法についてご説明きてきました。ですが中には…
別にわざわざまとめる必要はないでしょ?
と言うお考えの方もいらっしゃると思います。簡単でお手軽な方法を紹介しましたが、「まとめる」という作業自体が邪魔くさく感じることだってありますよね。
では実際にこの余分な長さの紐を放置するとどうなるでしょうか?
どうって邪魔なだけでしょ?
本当にそうでしょうか?実はこの一見邪魔なだけの、余分な長さで放置されたリュック紐について…既にあなたや周囲の人々、誰もが危険に晒されているのです。
- リュックを背負った子供が紐を踏んづけて転倒・転落するリスクがある
- 紐が自動ドアやエスカレーターなどに挟まり、事故や怪我の原因になるリスクがある
実際に多くの通行人の方々を巻き込んでの転倒事故に至ったケースもあります。
建物事故予防ナレッジベースHPより
また気をつけたい危険はご自身のケガだけではありません。例えばリュックが泥に汚れたり何処かに引っ掛けて破れたりなんてことになったら楽しい気分が台無しですよね。
またアウトドアに行けばどんな人がどちらで何を置いたのか分からず、接触を介した最近感染も気がかりです。
特にお子さんの場合ですと身長が低い分特に紐が地面やどこかに擦れる確率がより高くなります。
そういった清潔の観点、感染リスクの視点でも気にしていきたいですよね。
まとめ
- リュックの紐は100均などの格安なアイテムでまとめることが出来る
- リュックの紐をまとめるアイテムはその簡単さや丈夫さなどから選ぶと良い
- リュックの紐は身体にフィットする適切な長さ調整の為に長くなっている
- 背中と肩にフィットする位置にしなければ肩は大きな負担がかかる
- リュックの紐は放置すると事故や大怪我の原因になる
リュックの紐が余分にぶら下がっていることにもきちんとした理由があるのですね。
一方で見た目だけでなく身体への負担、衛生面や安全の観点からもまとめることなく放置してはいけないということも理解いただけたかと思います。
たかがリュックの紐だと侮ることなかれ。
早速あなたも簡単で便利なまとめる方法を実践してみてくださいね。
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