忙しい毎日にとても便利なカット野菜。
包丁やまな板を使わなくてよくなるので、洗い物が減って助かりますよね。
その便利さから日常的に購入している人も多いのでは。
また、スーパーやコンビニではサラダ用のカット野菜だけでなく、焼きそば用、カレー用、煮物用など用途に合わせてパックされたカット野菜もよく売られています。
今よりももっと洗い物を減らすために、できればカット野菜を袋のままレンジに入れて調理できたらいいですよね。
サラダ用のカット野菜ならお皿に開けず袋のままドレッシングをかけて食べても問題なさそうですが、加熱用のカット野菜を袋のまま加熱するのはどうなのでしょうか。
そこで、今回はカット野菜をレンジに袋のまま入れても大丈夫なのか、カット野菜をおいしく食べる方法などをご紹介します。
カット野菜をレンジに袋のまま入れても問題ないの?
基本的には、袋に「レンジOK」の表記があるカット野菜は、袋のままレンジで温めても大丈夫です。
「レンジOK」の表記がないカット野菜は、袋のままレンジで温めているときに袋が破裂したり、温めすぎると袋が溶けたりする可能性があります。
また、袋のままだと密閉状態になり野菜が加熱されすぎるため、野菜の食感が損なわれてしまいます。
そのため、「レンジOK」の表記がないカット野菜はお皿に移してからレンジで加熱することをおすすめします。
もしくは、袋のまま冷凍していたカット野菜を、レンジで軽く解凍するくらいにとどめておきましょう。
レンジで解凍するときも、袋が膨張して破裂しないか、様子を見ながら温めてくださいね。
ちなみに、恐らくレンジでカット野菜を袋のまま温めたとしても、そのあと器に移し替える必要があるレシピが多いのではないでしょうか。
それなら、最初から耐熱容器に開けてレンジにかけても、それほど手間は変わらないですし、確実に安全なのでおすすめです。
参考までに、レンジでそのまま温められるカット野菜も、スーパーなどで各社から販売されていますので探してみてください。
<富士食品工業 レンチンサラダシリーズ>
- レンチンサラダ ピーマンプラス
- レンチンサラダ コーンプラス
<富士食品工業 袋ごとチン!する野菜シリーズ>
- 袋ごとチン!する野菜 もやし+(プラス)
<ベルグリーンワイズ オーラパックすぐ食べレンジ>
<サラダコスモ レンジ調理対応パッケージ一覧>
- 子大豆もやし芽ぐみ
- 有機大豆もやし
- 3品目の芽ぐみ ナムルサラダ
- 6品目の芽ぐみ 温野菜サラダ
- ラーメン・焼きそばに 野菜増し袋
- 料理の基本野菜ミックス
- 無限にんじん
<成田食品 加熱用カット野菜>
- きのこ炒め
- キャベツ炒め
レンジ対応のカット野菜がこんなにあるとは驚きでした。私も今度探してみようと思います。
カット野菜はレンジで何分か温めるとおいしく食べられるの?
サラダ用のカット野菜を食べるとき、少しパサパサする感じが気になるという人はいませんか?
実は裏技として、サラダ用のカット野菜をレンジで何分か温めるともっとおいしく食べられるそうです。
しかも温め時間は何分もかかりません。数十秒でOKです。
サラダ用カット野菜を食べるときのパサパサ感が気になる人には、ぜひ一度試してみてほしい方法です。
ただし、サラダ用のカット野菜はもともとレンジに袋のまま入れて何分も温めることは想定されていません。
手順にもあるように事前にお皿へ移してくださいね。
<手順>
①カット野菜を大きめの耐熱容器に出す
②ラップをふんわりかける
③レンジに入れ、600W40秒もしくは500W50秒で温める
④すぐにラップを取り、お好みのドレッシングをかける
サラダを温めて食べるのは新鮮ですよね。
ですが、この方法だと想像以上においしくサラダができあがるそうですよ。
カット野菜をレンジで温野菜にしよう!
カット野菜をレンジで温めて温野菜にすると、いろいろなレシピに活用できます。
包丁やまな板を使う必要がなくレンジだけで作れるので、ぜひ真似してみてください。
お好みでコンソメや中華だしにすると、温野菜の味を変えられるので飽きずにもっと楽しめます。
また、温野菜にハムやツナ缶を加えてみてもおいしいですよ。
<材料(4人分)>
- 野菜炒め用などの袋入りカット野菜 300g程度のものを1袋
- 鶏ガラスープの素(顆粒タイプ) 小さじ2
- ごま油 小さじ2
<温野菜の作り方>
①カット野菜を耐熱容器に開ける
②鶏ガラスープの素とごま油を全体に回しかけて、混ぜる
③平らにならしてラップをし、600Wのレンジで3~4分温める
また、豚バラ肉を加えてレンジ蒸しにするのもおすすめです。
ポン酢だれとよく合いますし、代わりにオリーブオイルでもおいしく仕上がります。
<材料(4人分)>
- 豚バラ肉 400g
- 炒め物用のカット野菜 400g
- 塩コショウ 少々
- 酒 大さじ4
- ポン酢しょうゆ 大さじ8
- おろししょうが 小さじ2
- ごま油 小さじ4
<レンジ蒸しの作り方>
①豚肉を3cm幅に切り、塩コショウを振って揉みこむ
②耐熱容器にカット野菜を半分入れ、その上から豚肉を半分並べる
③残りのカット野菜と豚肉も順番に重ね、酒を回しかける
④ふんわりとラップして、600Wのレンジで5分h加熱する
⑤水気を切ってお皿に盛り付け、ポン酢しょうゆ、おろししょうが、ごま油をかけて軽く混ぜる
野菜を蒸すと栄養素を閉じ込められるので、健康的な食事になります。
また、お肉と合わせるとより栄養バランスの取れた一品になりそうですよね。
カット野菜をレンジでスープにしよう!
カット野菜があれば、温野菜と同じくらい簡単にレンジでスープが作れます。
ウインナーをベーコンに変えてもおいしいスープになりますよ。
<材料(4人分)>
- カット野菜(キャベツが入ったもの)2袋
- ウインナーソーセージ 4本
- 卵 4つ
- お湯 600ml
- コンソメ(顆粒タイプ)大さじ2
- あらびき黒コショウ 少々
<スープの作り方>
①耐熱容器にカット野菜、ソーセージ、お湯、コンソメを入れてラップし、600Wのレンジで2分温める
②ラップを外し、中央にくぼみを作って卵を割る
③卵黄にようじで穴をあけ、ラップをふわりとかける
④600Wのレンジで1分30秒加熱する
⑤あらびき黒コショウを振る
ミネストローネも似た方法で簡単に作れちゃいます。
<材料(4人分)>
- トマト缶 300g
- お好みのカット野菜 100g
- サラダチキン 40g
- オリーブオイル 小さじ4
- 塩コショウ 少々
- 水 100ml
<ミネストローネスープの作り方>
①耐熱容器に材料を全て入れる
②ラップをかけ、600Wの電子レンジで3分加熱する
また、今回はスープのレシピを紹介しましたが、カット野菜をお味噌汁や豚汁の具にする人もいるそうです。
煮物用のカット野菜なら、下処理の面倒な根菜類が入っているのでさらに簡単に作れますね。
カット野菜をレンジで温めてラーメンに使おう
栄養の偏りや不足が気になるラーメンも、レンジで温めたカット野菜を入れれば栄養バランスも整って健康的になります。
<材料(1人分)>
- 袋入りカット野菜 100g
- ラーメン 1袋
- 水 400ml
- お好みでラー油、ごま油など
<ラーメンの作り方>
①大きめの耐熱容器に麺と粉末スープを開ける
②上からカット野菜を乗せる
③水を加え、ふんわりとラップをかけ600Wの電子レンジで6分30秒加熱する
④レンジから出して麵をほぐし、ごま油やラー油などを加える
家でラーメンを作るときは、できるだけ簡単に料理を済ませたいときという人が多いのではないでしょうか。
このレシピなら楽に野菜もたくさん摂れるので、一石二鳥です。
まとめ
- カット野菜を袋のままレンジで温めるのは基本的には止めたほうがいい
- 袋のままレンジに入れると袋が膨張して破裂する、温めすぎると溶ける、野菜に火が通りすぎて食感が悪くなるなどのデメリットがある
- 「レンジOK」の表記があるカット野菜なら、袋のままレンジに入れても大丈夫
- それ以外のカット野菜は耐熱容器に移してから温めたほうが安心
- サラダ用のカット野菜のパサパサ感が気になるときは、皿に移して40~50秒ほど電子レンジで温めるとおいしくなる
- レンジで温めたカット野菜はいろいろなレシピに使える
- 人気のレシピは温野菜、レンジ蒸し、スープ、ラーメンなど
以上、ここまでで、カット野菜を袋のままレンジに入れても大丈夫なのか、レンジで温めたカット野菜をおいしく食べられるレシピなどをご紹介しました。
カット野菜を袋のままレンジに入れて温めるのは少し危ないため、あまりおすすめできないです。
ただ、カット野菜が家に一袋あれば簡単にいろいろな料理にアレンジして楽しめますよ。
ぜひご家庭でも試してみてくださいね。
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