お休みの日やお天気の悪い日など、子どもとお家で遊ぶ時の「ネタ」に困っていませんか?
何か良いものはないかと探しているときに、手作りの和紙のランプシェードをみつけました。
写真が素敵で、作り方も簡単そうだったので、子どもと作ってみたい!と思いました。
でも、手作りの紙製のランプシェードは燃えないのか心配になりますよね。
私も燃えないのか心配で調べてみましたが、光源はLEDを使う、ランプシェードを大きめにつくるなど、何点か注意すれば燃えないことが分かりました。
指先を使う工作などの遊びは、五感を刺激して子どもの脳の発達にも良いということで、さっそく子どもと作ってみました。
年少さんでも楽しく作れたので、おすすめです。手作りの暖かさもありとても癒されますよ。
せっかくなら本格的な和紙でぜひチャレンジしてみてくださいね!
ランプシェードを手作りしても燃えない?大丈夫か心配!
子どもとお家で工作をしたくて、何かないかなと探してみたところ手作りのランプシェードをみつけました。
ライトをつけた時の色合いが、とても素敵です!
和紙を使って作るランプシェードなら簡単に手作りできそうなので、子どもと一緒に作れそうです。
手作りのランプシェード、とっても素敵。子どもと作ってみたいけれど、安全性はどうなのかな?燃えないの?
子どもと作るのであれば、安全かどうかとても気になりますよね。ランプシェードではありませんが、照明をかんなくずで覆って火事になった事故が起きています。
手作りしたランプシェードが燃えないかどうか、調べてみましょう。
燃えにくい和紙という製品もあるので、心配ならこんな和紙を選ぶのも良いですね。
LEDや白熱電球は熱くなる?何℃くらいになるの?
LEDは発熱しないと聞くけれど、本当なの?発熱しないのなら、ランプの光源はLEDを使ったらいいと思うけれど……
LEDや白熱電球などの光源は何℃くらいになるのでしょうか。光源の種類ごとの発熱温度を測った実験がありますので、紹介します。
あるメーカーのLED電球、白熱電球、 蛍光ランプの3種類を点灯させ、その後の温度の変化を比較した実験です。
ここでは、LEDと白熱電球をくらべてみます。
<LED>
LEDはLight Emitting Diodeの略で、日本語にすると「光る半導体」という意味です。
少ない電力で明るく点灯するという特徴があり、白熱電球の1/6程度の電力で同じくらいの明るさになります。
白熱電球などに比べると、LEDは省エネで熱くならないイメージです。発熱しないなら、ランプの光源にピッタリですよね。
イメージ通りにLEDは本当に発熱しないのでしょうか。
実は、LEDでも発熱するんです!
発熱はするのですが、白熱電球ほど高い温度にならないだけです。電球型のLEDの場合、光源側はほとんど熱くならず、胴体の部分が熱くなります。
LEDの温度は、場所によっては約40℃になります(点灯10分後)。温度上昇の程度もゆっくりで、点灯して10分後では3℃ほどしか上昇しません。
発熱しても40℃くらいであれば、紙製のランプシェードも燃えないで安全に使えそうです。
<白熱電球>
では、白熱電球はどうでしょうか?
白熱電球は、点灯5分後には温度計を貼りつけていた粘着テープが焼け焦げるほど熱くなり、点灯10分後には110℃を超えていました。
この実験で使われた白熱電球は60Wで、ランプシェードの光源としては大きすぎるものですが、白熱電球はLEDよりかなり熱くなります。
白熱電球をランプシェードとして使うのは危険です。
<ロウソク>
ランプの光源としてロウソクも思い浮かびます。今回作るランプシェードは紙で作るので、ロウソクは燃えて危なそうですよね。
いやいや、ロウソクは絶対に危険でしょう……
一応、ロウソクについてもみておきましょう。
ロウソクの温度は炎の場所によって違いますが、300~1,400℃くらいになります。これは紙がすぐに燃えてしまう温度で、当然ですがランプシェードには危険ですね。
ランプシェードを和紙で手作りする場合、光源にロウソクを使用するのは絶対にやめましょう。アロマキャンドルなどにランプシェードをかぶせるのも、とても危険です。絶対にやめましょうね。
ランプの光源にはLEDを使おう!
照明器具の温度変化の実験では、LEDの温度が一番低いままでした。
ランプの光源として使用するのは、やはりLEDが安全なようです。
とはいえ、LEDの胴体部分はやや熱くなるので、念のためにこの部分は熱がこもらないようにするとより安心して使えます。
ランプシェードを手作りする時は、光源の近くの開口部を大きめにするなど、サイズに余裕をもって作るようにしましょう!
ちょっと大きめを心がけてランプシェードを作ると安心ですね♪
和紙などの紙は何℃くらいで燃えるの?
ランプの光源として使う照明器具の温度はだいたい分かりました。次に紙が何℃くらいで燃えるかもチェックしておきましょう。
LEDでも40℃くらいまで温度が上がりますが、この温度でも紙は燃えないのでしょうか?
紙の燃えだす温度は紙の種類によって違って、新聞紙で約290℃、模造紙などの上質紙で約450℃です。紙の種類によって160℃くらいの差があります。
残念ながら、和紙が燃えだす温度の資料はありませんでした。
半田ごてで和紙に焼き印を入れる加工ができるそうなので、和紙の燃えだす温度はどちらかというと上質紙に近いのではと思います。
紙の燃えだす温度は、意外と高いですね。
白熱電球が110℃くらい、LEDが40℃くらいだったので、和紙でランプシェードを手作りしても温度的には大丈夫そうです。
1つ注意したいのは、「蓄熱」という現象があることです。熱が逃げにくくなって、熱がたまってしまう現象のことをいいます。
熱源の温度が低くても、蓄熱することで少しずつ発火温度に達し、燃えだしてしまうこともあるのです(低温発火)。
低温発火を防ぐには、熱源と燃える物の距離を十分にとる必要があります。光源をピッタリおおわないよう、大きめのランプシェードを作るとよさそうです。
また、約110℃と高温になる白熱電球を光源として使うことや、ランプシェードを長時間使うことも避けた方がよさそうです。
手作りのランプシェードの光源は、あまり発熱しないLEDを利用し、長時間使わないようにしましょう。
LEDも部分的に熱くなりますので、ランプシェードは大きめに作ってLEDからの距離に余裕をもたせましょう!
ランプシェードを手作りする材料は100均で全部そろいます!
手作りして火事になったら危ないなーと心配でしたが、光源とランプシェードの大きさに注意して作れば大丈夫なようですね。安心してランプシェードを手作りできます。
さっそく作り方を調べてみました。みなさん和紙、レース、麻ひもなど、いろいろな素材でランプシェードを手作りしていますね。どれもきれいで魅力的です。
どれもおしゃれですてき!!幼稚園児でも作れそうなのは、和紙のランプシェイドかな?
今回は幼稚園児の子どもと作りたいので、一番簡単にできそうな和紙で作ることにしました。材料も特別なものは必要なく、すべて100均で簡単にそろえることができましたよ!
材料も100均でそろうところもすてき!
材料、用意するもの
材料もシンプルです。次の6つの材料があれば、ランプシェードを手作りできます。
どれも100均でも手に入る材料ですし、お子さんがいる家庭ならすでにお家にあるかもしれないですね。
・和紙
・風船
・ヤマト糊(木工用ボンドでもOK)
・ヨーグルトなどのカップ
・絵筆
作り方
材料を揃えたら、早速作っていきましょう。難しい工程はありませんよ!
不器用な私でも楽しく作れそうです♪
1.和紙を小さくちぎる
風船に糊で和紙を貼りつけてランプシェードの形を作るので、下準備として和紙を細かくちぎっておきます。形は気にせず、ビリビリ大胆にいきましょう。
2.のりを水に溶く
糊をヨーグルトカップなどに入れ、水で溶きます。風船に絵筆などでのりを塗りやすいように、水を少し多めに入れるとよいです。
3.風船を膨らます
作りたいランプシェードの大きさに、風船を膨らませます。中に入れたい光源より大きめにして、光源とランプシェードがくっつかないようにしましょう。
4.風船に和紙を貼り付ける
風船に絵筆でのりを塗りながら、和紙を貼りつけていきます。貼りたい和紙にのりを塗ってもOKです。
ランプを入れる開口部を作るのを、忘れないようにしましょう。
5.乾かす
風通しの良いところで、1~2日乾燥させます。ランプシェードを軽く叩いた時に、コンコンと乾いた音がすれば乾燥終了です。
6.風船を割る
中の風船を割って、風船を取り除きます。
7.ランプにかぶせて完成♪
必要があれば、ランプの入口を調整しましょう。夜にランプをつけると、おしゃれなお部屋に変身です。
ランプシェードを子どもと手作りするなら和紙がおすすめ!
手作りのランプシェードには、麻ひもやレース、和紙などいろいろな素材を使ったものがあります。どれもおしゃれなのですが、子どもが作るなら「和紙」が作りやすそうです。
風船にペタペタと和紙を貼っていけば、出来上がりそうです。幼稚園児もですが、不器用な私でもハンドメイドを楽しめそうです。
さっそくランプシェードを手作りしてみたい!!
子どもが楽しんで作ってくれればそれで良いのですが、工作などの遊びは子どもの五感を刺激してくれます。
ランプシェード作りのような、和紙をのりで貼るような指先を使う遊びは、手先の器用さや脳の発達をうながしてくれるみたいです。
指先には多くの神経があって、「手は第二の脳」なんていわれたりもしています。
さらに、集中力も養ってくれるそうです!
きれいだし、子どもの五感を刺激できるし、これは良いことだらけ♪
ということで、さっそく近所の100均へ走り、材料を購入してきました。すべて100均で簡単にそろえることができましたよ。
今回は、この6種類を揃えました。
和紙はシンプルな単色のタイプが欲しかったのですが、折り紙サイズの模様のついたタイプしか手に入りませんでした。
どのくらいの和紙が必要かが分からず、足りないと困るので、白色の障子紙も買ってあります。
風船はパーティ用の派手なものしかなく、色はメタリック(笑)……。ランプシェードに風船の色は関係ないということで、気にしないでいきます。
水風船用でもよかったかもしれません。
あとは「作り方」どおりヤマト糊、ヨーグルトのカップ、絵筆を用意しました。
そして今回は、光源も「LEDキャンドルライト」を100均で買ってきました。光がロウソクのようにゆらゆらゆれるらしいので、ランプシェードの光源にぴったりそうです。
きれい。楽しそう!早く作ろう!
最初にのりを水に溶いていきます。分量は適当!!なんとなくでまずはやってみます。
私、おおざっぱな性格で…
年少さんの娘も乗り気です。まずは和紙をちぎっていきますが、どのくらいの大きさがいいか分からないので、本当に適当です。
その間に、私が風船を膨らませます。肺のトレーニングにもなっていいかも。
光源のLEDより大きめを意識して風船を膨らませますが、どのくらいがいいか悩みます。1回目の風船はちょっと大きすぎたので、もう1回膨らませます。
ではさっそく貼っていきます!
うん、かわいい♪
和紙をどんどん貼っていきます。貼りつける和紙の中心から、外側に向かって絵筆でのりを伸ばしていくときれいに風船に貼れました。
和紙をのりでヒタヒタにした方が貼りつける作業がやりやすかったです。テーブルも手ものりだらけですが、ひたすら作業を続けます。
少し大きめにちぎった和紙があると、貼っていきやすい!
大人は45分くらいで貼り終わりました(完成!と思ったら、末っ子に貼った和紙の半分をはがされるアクシデントがあり、10分くらい追加作業)。
わたしは終わったー!できたー!ママおそいね。
と言って、スカスカの風船をおいていきました(笑)
……はい……(黙々と作業)……。
娘が飽きて離脱してしまったので、残りは私が貼ります。
少し縦長ですが、直径がだいたい14cmのランプシェードができました。この大きさのものを2個つくるのに使った和紙は、折り紙サイズのものを15枚くらいです。
和紙をちぎる大きさにもよると思いますが、参考になればと思います。
ちなみにですが、結局、障子紙は使いませんでした。
乾燥している時期なので、一晩でのりが乾きました。つまようじなどで風船を割るのが怖いので、風船の口の部分を切ることにします。
はさみを入れるとプシューと空気が抜けて、それと同時にベリベリと音を立てながら和紙から風船がはがれていきました。
できたランプシェードをテーブルに置くと、なんとか倒れないでひとりで立っていられます。LEDランプを入れてみるとこんな感じです。
買ってきたLEDの光が少し弱いのか、思ったより和紙の色がすけて見える感じは出ませんでした。
きれい。たくさん作ったらいいんじゃない?
娘は作るのが楽しかったみたいなので、今日も作りたいと言っていました。喜んでもらえてなによりです。
写真を撮ったりするのに10分ほどLEDランプをつけていましたが、このくらいであればLEDもランプシェードもまったく熱くなりませんでした。
熱くならないから安心!
ランプシェードの手作りは準備や作り方が簡単なので、大人も子どもも楽しく作れるのが魅力です。
今度はランプをつけた時の色がきれいに出るように、よりランプシェードらしく作れたらと思っています。
余談ですが、せっかく作ったランプシェイドはその日のうちに末っ子が破壊しました……あちゃ~。
すこし飾っておこうと思ったのにー
まとめ
- ランプシェードの光源にはLEDを使う
- ランプシェードを手作りする時は、光源の近くの開口部を大きめにするなど、サイズに余裕をもって作る
- LEDは発熱しても40℃くらいであり、紙製のランプシェードも燃えないで安全に使える
- 長時間使わないようにする
- 白熱電球は点灯10分後には110℃を超え、白熱電球をランプシェードとして使うのは危険
- ランプシェードを手作りする材料は、すべて100均でそろえることができる
- 年少の子どもも楽しく手作りできます(途中で飽きてはいましたが)
光源にはLEDを利用して、ランプシェードを大きめにすると、LEDをつけていても熱くなりませんでした。和紙で手作りしても燃えないで、安全に楽しめますね。
年少さんくらいの子では、ランプシェード作りの途中で飽きてしまうこともあると思います。集中力があるうちは、楽しんで和紙を貼っていましたよ。おうちでの製作におすすめです。
和紙でランプシェードを作っても、ポイントを守っていれば燃えないので、安全に楽しみましょうね♪
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